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ホーム > 気象統計情報 > 地球環境・気候 > 温室効果ガス監視情報 > 地上オゾン濃度の経年変化

地上オゾン濃度の経年変化

 対流圏のオゾンは、大気中でOHラジカル(ラジカルとは非常に反応性が高く不安定な分子のこと)を生成させ、これがメタン等と反応するため、温室効果ガスの大気中濃度に影響を与えるとともに、それ自身が温室効果ガスでもあります。対流圏オゾンは成層圏オゾンが輸送されたもののほか窒素酸化物(NOx)が多い場合には一酸化炭素や炭化水素類の光化学反応でも生成されます。一方、対流圏オゾンは水素酸化物(HOx:HO2及びOH)との反応によって消失します(単位はppb。ppbは体積比で10億分の一をあらわします)。

診断

気象庁の観測点での地上付近のオゾン濃度の経年変化

気象庁の観測点での地上付近のオゾン濃度の経年変化

 対流圏オゾンの中で地表付近の濃度である地上オゾン濃度について、気象庁の観測地点である綾里、南鳥島、及び与那国島における経年変化を示します。各地点とも冬または春に極大、夏に極小となる季節変化を示しています。これは、夏季は水蒸気量の増加により、オゾンを減少させるOHラジカルが増加するためと考えられています。
 また、同じ緯度帯にある2つの観測地点の中で、与那国島は南鳥島より濃度が高くなっています。これはアジア大陸からのオゾン濃度の高い空気塊の影響を受けていると考えられます。



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