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展示室2 二酸化炭素濃度の経年変化、季節変動、地域差

経年変化と季節変動

二酸化炭素濃度の経年変化の世界平均

 図は、大気中における二酸化炭素の世界平均濃度を示しています。

 濃度の変化を見ると、2つの大きな特徴があります。

  ・ 1年間の平均値を比較すると、濃度は年々増加している
  ・ 1年の内で周期的な季節変動をする

 増加の原因には、人間活動に伴う化石燃料の消費、セメント生産、森林破壊などの土地利用の変化などが挙げられます。
 工業化以前の時代からの増加の6割以上が、化石燃料の消費やセメント生産によるものです。残りの増加は、農法の変化による寄与を含めて、森林破壊を主とした土地利用変化(と関連するバイオマス燃焼)によるものです。 排出された二酸化炭素の一部は植物や海洋によって吸収されていますが、残りは大気中に蓄積されます。

 二酸化炭素濃度の季節変動は、植物の光合成による二酸化炭素の吸収と、植物等の呼吸や分解による二酸化炭素の放出が、それぞれ異なる季節変動をするために起きるものです。


地域差

緯度帯別の大気中の二酸化炭素濃度の経年変化

 図は、緯度帯30度毎に分割した二酸化炭素濃度を示しています。

 緯度帯別に見ると、相対的に北半球の中・高緯度帯の濃度が高く、南半球では濃度が低くなっています。 これは、二酸化炭素の放出源が北半球に多く存在するためです。

 また、季節変動の幅は、北半球では大きいのに対し南半球では比較的小さくなっています。 これは、陸地が広く分布し光合成を行う植物が多い北半球に対し、南半球では陸地が少なく光合成の影響が比較的小さいためです。