南極の気象(2011年2月)
1.概 況
1日から3日にかけて基地の北を通過した低気圧により天気は曇りから雪がちらつく天気となった。 4日以降は大陸からの高気圧の張り出しと北西海上の低気圧の通過が遅かったため天気は良い状態が続いた。 10、14日と昭和基地北を低気圧が通過したため曇りの天気となったがその他は概ね良い天気が続いた。 16、19日と発達した低気圧の通過により吹雪模様の天気となった。 23日から24日にかけて低気圧が通過したため吹雪模様の天気となった。 その他は昭和基地北を通過する低気圧の影響等により雲も多くときどき雪のちらつく天気となった。
ブリザード、カタバ風‥‥用語解説
2.気温、風向風速等の気候統計値
平均気温 | -4.3℃ | 平均湿度 | 76% |
---|---|---|---|
最高気温 | 2.6℃(16日) | 平均雲量 | 7.1 |
最低気温 | -14.4℃(12日) | 日照時間 | 176.4h |
平均風速 | 6.3m/s | 全天日射量 | 16.4MJ/㎡ |
最多風向 | NE | 雪日数 | 20日 |
最大風速 | 39.0m/s(NE 17日) | 霧日数 | 1日 |
最大瞬間風速 | 46.3m/s(NE 16日) | 平均気圧(海面) | 986.2hPa |
3.日平均気温と日平均風速の推移および月平均気温の累年値
日平均気温と日平均風速の推移
月平均気温の累年値
4.大気の流れ
南半球月平均500hPa高度および平年偏差
等値線は500hPa高度を表し、間隔は60m。陰影域は平年偏差を表す。平年値は1979-2004年の期間の平均値。
5.南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況について
南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況についてはオゾン層・紫外線のページを参照してください。
毎月20日頃、最新版に更新されます。またオゾン層に関する報道発表を随時行っています。