南極の気象(2011年5月)


1.概 況

1日は北海上にある低気圧の東進に伴い吹雪となった。
2日は東海上と西海上の低気圧の尾根に位置したため天気は良いが、3~4日にかけては西にある低気圧の東進に伴い雪が降る天気となり、
5~7日は引き続き西海上から東進する別の低気圧の影響により一時的に吹雪となり雪の多い天気となった。
8~10日かけては大陸からの高気圧の影響により天気の良い状態が続いた。
11~12日は大陸引き続き高気圧の影響により天気の良い状態となった。
13~14日にかけて北西から接近した低気圧の東進に伴い一時的に雪の降る天気となった。
15~16日にかけては北海上を通過した弱い低気圧の影響により一時的に雪となったが天気は良い状態が続いた。
17~18日にかけては低気圧との気圧の尾根に位置したため天気は良い状態が続いた。
19~20日にかけては低気圧が北海上を通過したため雪の多い天気となった。
21~22日にかけては低気圧の通過により吹雪となり、23日には一時的に回復したが、24~28日にかけては連続して低気圧が通過したため吹雪となった。
29日には一時的に回復したが、新たな低気圧の通過により30~31日かけては吹雪となった。

  ブリザード、カタバ風‥‥用語解説




2.気温、風向風速等の気候統計値

気温、風向風速等の気候統計値
平均気温-14.2℃平均湿度75%
最高気温-4.7℃(1日)平均雲量7.9
最低気温-29.8℃(18日)日照時間23.6)h
平均風速7.6m/s全天日射量0.3)MJ/㎡
最多風向NE雪日数23日
最大風速38.4m/s(NE 25日)霧日数0日
最大瞬間風速46.1m/s(NE 31日)平均気圧(海面)983.7hPa

数字の横についている記号の意味は「 データに付加する記号の意味」を参照してください。


3.日平均気温と日平均風速の推移および月平均気温の累年値

日平均気温と日平均風速の推移

日平均気温と日平均風速の推移

月平均気温の累年値

月平均気温の累年値



4.大気の流れ



南半球月平均500hPa高度および平年偏差

南半球月平均500hPa高度および平年偏差
等値線は500hPa高度を表し、間隔は60m。陰影域は平年偏差を表す。平年値は1979-2004年の期間の平均値。



5.南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況について



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