南極の気象(2012年2月)


1.概 況

1日から2日午前中にかけて低気圧の影響で曇となり雪がちらついた。
2日午後からは高圧部となり晴となったが、3日は北の海上に弱い低気圧が発生して曇となった。
4日~6日は高圧部の場となり良い天気が続いた。
7日から8日午前中にかけて北の海上に発生した低気圧の影響で曇となり雪がちらついたが、その後は9日夕方まで高圧部に覆われて晴となった。
10日は前線が通過した影響で昼過ぎまで雪が降り、午後から曇となった。
11日は低気圧が通過した影響でふぶきとなった。
12日から13日まで低圧部と低圧部の間にある気圧の尾根に位置したため曇となった。また12日は午前中霧が発生した。
14日から16日まで低気圧の縁辺にあり曇となった。その後は19日まで大陸の高気圧に覆われて晴となった。
20日は北西から低気圧が近づいた影響で降雪が見られる天気となった。
21日から北西にある低気圧がゆっくりと東に移動してきた影響で曇がちな日が26日まで続いた。
27日は大陸の高気圧が張り出して日中は晴となったが、北西から低気圧が接近してきた影響で28日まで曇がちな天気となった。
29日は北西にある低気圧の縁辺で低気圧が発生した影響で、昼前から雪が降った。

  ブリザード、カタバ風‥‥用語解説




2.気温、風向風速等の気候統計値

気温、風向風速等の気候統計値
平均気温-4.0℃平均湿度69%
最高気温4.0℃(27日)平均雲量6.8
最低気温-15.9℃(9日)日照時間203.8h
平均風速4.9m/s全天日射量17.1MJ/㎡
最多風向NE雪日数15日
最大風速18.3m/s(ENE 28日)霧日数3日
最大瞬間風速23.0m/s(ENE 28日)平均気圧(海面)989.1hPa

数字の横についている記号の意味は「 データに付加する記号の意味」を参照してください。


3.日平均気温と日平均風速の推移および月平均気温の累年値

日平均気温と日平均風速の推移

日平均気温と日平均風速の推移

月平均気温の累年値

月平均気温の累年値



4.大気の流れ



南半球月平均500hPa高度および平年偏差

南半球月平均500hPa高度および平年偏差
等値線は500hPa高度を表し、間隔は60m。陰影域は平年偏差を表す。平年値は1981-2010年の期間の平均値。



5.南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況について



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