南極の気象(2015年5月)
1.概 況
1)上旬
発達した低気圧や前線の影響を受けることが多く、期間の初めと中頃にはふぶきとなった。
旬平均気温は、高かった。旬間日照時間は、少なかった。
2)中旬
発達した低気圧や昭和基地の北の海上を通過した低気圧の影響で曇や雪となった日が多かったが、期間の後半は気圧の尾根や大陸からの高気圧に覆われて晴れの日があった。
旬平均気温は、平年並だった。旬間日照時間は、少なかった。
3)下旬
気圧の尾根に覆われて晴れとなる日が多かったが、期間の中頃は昭和基地の北の海上の低気圧や気圧の谷の影響で曇や雪となる日があった。
旬平均気温は、低かった。旬間日照時間は、多かった。
ブリザード、カタバ風‥‥用語解説
2.気温、風向風速等の気候統計値
平均気温 | -13.1℃ | 平均湿度 | 75% |
---|---|---|---|
最高気温 | -4.4℃(5日) | 平均雲量 | 8 |
最低気温 | -28.8℃(20日) | 日照時間 | 5.8h |
平均風速 | 8.6m/s | 全天日射量 | 0.2)MJ/㎡ |
最多風向 | ENE) | 雪日数 | 21日 |
最大風速 | 37.8m/s(ENE 1日) | 霧日数 | 0日 |
最大瞬間風速 | 45.8m/s(ENE 1日) | 平均気圧(海面) | 983.5hPa |
3.日平均気温と日平均風速の推移および月平均気温の累年値
日平均気温と日平均風速の推移
データは
こちら
をご参照下さい。
月平均気温の累年値
データは
こちら
をご参照下さい。
4.大気の流れ
南半球月平均500hPa高度および平年偏差
等値線は500hPa高度を表し、間隔は60m。陰影域は平年偏差を表す。平年値は1981-2010年の期間の平均値。
5.南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況について
南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況についてはオゾン層・紫外線のページを参照してください。
毎月20日頃、最新版に更新されます。またオゾン層に関する報道発表を随時行っています。