南極の気象(2015年11月)
1.概 況
1)上旬
期間のはじめは昭和基地に接近した前線の影響でふぶきとなった。
その後は雲の広がることがあったものの、期間後半は気圧の尾根や大陸の高気圧に覆われることが多く、天気の崩れはなかった。
旬平均気温は平年並だった。旬間日照時間は平年並だった。
2)中旬
期間を通じて気圧の尾根や大陸の高気圧に覆われることが多く、晴れる日が多かった。
旬平均気温は高かった。旬間日照時間はかなり多かった。
3)下旬
期間のはじめは昭和基地に接近した低気圧の影響で、一時ふぶきとなった。
その後は昭和基地の北東の海上に停滞した低気圧に伴う雲域がかかり、薄曇りとなる日が続いた。
29日から30日にかけては、昭和基地に接近した低気圧の影響で、曇りや雪となった。
旬平均気温は高かった。旬間日照時間は平年並だった。
ブリザード、カタバ風‥‥用語解説
2.気温、風向風速等の気候統計値
平均気温 | -5.7℃ | 平均湿度 | 64% |
---|---|---|---|
最高気温 | 3.2℃(26日) | 平均雲量 | 6.9 |
最低気温 | -23.3℃(5日) | 日照時間 | 372.5h |
平均風速 | 6.4m/s | 全天日射量 | 25.6MJ/㎡ |
最多風向 | ENE | 雪日数 | 6日 |
最大風速 | 25.9m/s(ENE 20日) | 霧日数 | 1日 |
最大瞬間風速 | 34.5m/s(ENE 20日) | 平均気圧(海面) | 985.4hPa |
3.日平均気温と日平均風速の推移および月平均気温の累年値
日平均気温と日平均風速の推移
データは
こちら
をご参照下さい。
月平均気温の累年値
データは
こちら
をご参照下さい。
4.大気の流れ
南半球月平均500hPa高度および平年偏差
等値線は500hPa高度を表し、間隔は60m。陰影域は平年偏差を表す。平年値は1981-2010年の期間の平均値。
5.南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況について
南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況についてはオゾン層・紫外線のページを参照してください。
毎月20日頃、最新版に更新されます。またオゾン層に関する報道発表を随時行っています。