南極の気象(2015年12月)
1.概 況
1)上旬
期間のはじめや終わりは低気圧に伴う雲域がかかり、曇りや雪となったが、期間を通して大陸の高気圧に覆われることが多く、晴の日が多かった。
旬平均気温は平年並だった。旬間日照時間は多かった。
2)中旬
期間のはじめや中頃は大陸の高気圧に覆われて晴れの日が多かった。後半は昭和基地の北の海上に進む低気圧の影響を受けて雲が広がることが多かった。
旬平均気温は高かった。旬間日照時間は平年並だった。
3)下旬
大陸の高気圧に覆われて晴れの日もあったが、北の海上から接近した低気圧の影響で曇りや雪の日があった。27日から29日にかけては昭和基地の北の海上に発達した低気圧が接近した影響でふぶきとなった。
旬平均気温は低かった。旬間日照時間は少なかった。
ブリザード、カタバ風‥‥用語解説
2.気温、風向風速等の気候統計値
平均気温 | -1.7℃ | 平均湿度 | 70% |
---|---|---|---|
最高気温 | 6.3℃(17日) | 平均雲量 | 6.2 |
最低気温 | -11.1℃(5日) | 日照時間 | 444.7h |
平均風速 | 4.8m/s | 全天日射量 | 30.5MJ/㎡ |
最多風向 | NE | 雪日数 | 9日 |
最大風速 | 27.8m/s(NE 28日) | 霧日数 | 1日 |
最大瞬間風速 | 34.8m/s(NE 28日) | 平均気圧(海面) | 987.7hPa |
3.日平均気温と日平均風速の推移および月平均気温の累年値
日平均気温と日平均風速の推移
データは
こちら
をご参照下さい。
月平均気温の累年値
データは
こちら
をご参照下さい。
4.大気の流れ
南半球月平均500hPa高度および平年偏差
等値線は500hPa高度を表し、間隔は60m。陰影域は平年偏差を表す。平年値は1981-2010年の期間の平均値。
5.南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況について
南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況についてはオゾン層・紫外線のページを参照してください。
毎月20日頃、最新版に更新されます。またオゾン層に関する報道発表を随時行っています。