南極の気象(2017年5月)
1.概 況
5月の上旬から下旬にかけて、北の海上を通過する低気圧が多かったため、月を通して気温が高く、月平均気温の高い方から5月としては3位となった。
特に、発達した低気圧が接近した11日は、日最低気温の高い方から5月としては6位となった。
しかし、北の海上を通過した低気圧は多かったが、雪が降った日が少なく、ふぶきとなった6日から11日までを除き、風が強いが雪の降らない日が多かった。
なお、下旬は大陸から張り出した高気圧に覆われ、晴れとなった日が多かった。
ブリザード、カタバ風‥‥用語解説
2.気温、風向風速等の気候統計値
平均気温 | -10.1℃ | 平均湿度 | 66% |
---|---|---|---|
最高気温 | -2.8℃(11*日) | 平均雲量 | 6.7 |
最低気温 | -20.0℃(1日) | 日照時間 | 11.8 ]h |
平均風速 | 9.3m/s | 全天日射量 | 0.3 )MJ/㎡ |
最多風向 | ENE | 雪日数 | 15日 |
最大風速 | 28.6m/s(NE 7日) | 霧日数 | 0日 |
最大瞬間風速 | 35.9m/s(ENE 11日) | 平均気圧(海面) | 980.7hPa |
3.日平均気温と日平均風速の推移および月平均気温の累年値
日平均気温と日平均風速の推移
データは
こちら
をご参照下さい。
月平均気温の累年値
データは
こちら
をご参照下さい。
4.大気の流れ
南半球月平均500hPa高度および平年偏差
等値線は500hPa高度を表し、間隔は60m。陰影域は平年偏差を表す。平年値は1981-2010年の期間の平均値。
5.南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況について
南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況についてはオゾン層・紫外線のページを参照してください。
毎月20日頃、最新版に更新されます。またオゾン層に関する報道発表を随時行っています。