南極の気象(2018年1月)
1.概 況
1月は周期的に低気圧が接近したため曇りで雪が降った日が多く、やや強い風が吹いた日が多かった。
特に発達した低気圧が接近した3日はふぶきとなり、日最大風速が34.6m/sを記録、1月として7番目に強い風が吹いた。
また、曇りの日が多いため月合計日照時間が、279.0時間と1月として9番目に少なく、日平均雲量が8.5以上の日は平年に比べ7.8日多く、雪が降った日は平年に比べ7日多かった。
ブリザード、カタバ風‥‥用語解説
2.気温、風向風速等の気候統計値
平均気温 | -1.0℃ | 平均湿度 | 77% |
---|---|---|---|
最高気温 | 5.2℃(27日) | 平均雲量 | 8.2 |
最低気温 | -9.0℃(22日) | 日照時間 | 279.0h |
平均風速 | 5.2m/s | 全天日射量 | 24.3MJ/㎡ |
最多風向 | NE | 雪日数 | 18日 |
最大風速 | 34.6m/s(NE 3日) | 霧日数 | 3日 |
最大瞬間風速 | 42.1m/s(NE 3日) | 平均気圧(海面) | 984.9hPa |
3.日平均気温と日平均風速の推移および月平均気温の累年値
日平均気温と日平均風速の推移
データは
こちら
をご参照下さい。
月平均気温の累年値
データは
こちら
をご参照下さい。
4.大気の流れ
南半球月平均500hPa高度および平年偏差
等値線は500hPa高度を表し、間隔は60m。陰影域は平年偏差を表す。平年値は1981-2010年の期間の平均値。
5.南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況について
南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況についてはオゾン層・紫外線のページを参照してください。
毎月20日頃、最新版に更新されます。またオゾン層に関する報道発表を随時行っています。