南極の気象(2018年2月)


1.概 況

2月は、北の海上を通過する低気圧が多く、月を通して曇りとなり雪の降る日が多かった。
このため、2月としては月間日照時間の少ない方から1位となった。
また、低気圧の影響で暖かい空気が流れ込んだため、2月としては月平均気温の高い方から4位となった。
なお、発達した低気圧が接近した3~4日、9日はC級ブリザードとなった。

  ブリザード、カタバ風‥‥用語解説




2.気温、風向風速等の気候統計値

気温、風向風速等の気候統計値
平均気温-1.6℃平均湿度74%
最高気温3.0℃(4日)平均雲量9.1
最低気温-9.4℃(18日)日照時間105.5h
平均風速8.3m/s全天日射量12.9MJ/㎡
最多風向NE雪日数20日
最大風速28.8m/s(NE 5日)霧日数1日
最大瞬間風速35.6m/s(ENE 5日)平均気圧(海面)981.3hPa

数字の横についている記号の意味は「 データに付加する記号の意味」を参照してください。


3.日平均気温と日平均風速の推移および月平均気温の累年値

日平均気温と日平均風速の推移

日平均気温と日平均風速の推移

データは こちら をご参照下さい。
月平均気温の累年値

月平均気温の累年値

データは こちら をご参照下さい。


4.大気の流れ



南半球月平均500hPa高度および平年偏差

南半球月平均500hPa高度および平年偏差
等値線は500hPa高度を表し、間隔は60m。陰影域は平年偏差を表す。平年値は1981-2010年の期間の平均値。



5.南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況について



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