南極の気象(2018年3月)
1.概 況
3月上旬は、先月に引き続き、北の海上を通過する低気圧が多く、曇りとなり雪の降る日が多かった。
一方、中旬から下旬の天気は周期的に変化し、高気圧に覆われて晴れる日も多くなった。
このため、月間日照時間は、ほぼ平年並みとなった。
なお、発達した低気圧が接近した8~9日、22日はC級ブリザードとなった。
ブリザード、カタバ風‥‥用語解説
2.気温、風向風速等の気候統計値
平均気温 | -5.9℃ | 平均湿度 | 72% |
---|---|---|---|
最高気温 | -0.3℃(16日) | 平均雲量 | 8.0 |
最低気温 | -15.2℃(18日) | 日照時間 | 120.0h |
平均風速 | 7.7m/s | 全天日射量 | 7.2MJ/㎡ |
最多風向 | NE | 雪日数 | 22日 |
最大風速 | 27.5m/s(ENE 16日) | 霧日数 | 0日 |
最大瞬間風速 | 35.2m/s(ENE 16日) | 平均気圧(海面) | 988.5hPa |
3.日平均気温と日平均風速の推移および月平均気温の累年値
日平均気温と日平均風速の推移
データは
こちら
をご参照下さい。
月平均気温の累年値
データは
こちら
をご参照下さい。
4.大気の流れ
南半球月平均500hPa高度および平年偏差
等値線は500hPa高度を表し、間隔は60m。陰影域は平年偏差を表す。平年値は1981-2010年の期間の平均値。
5.南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況について
南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況についてはオゾン層・紫外線のページを参照してください。
毎月20日頃、最新版に更新されます。またオゾン層に関する報道発表を随時行っています。