南極の気象(2018年5月)


1.概 況

5月は、高気圧や気圧の尾根の影響で晴れの日が多く、月平均海面気圧は平年よりも高く、晴れ日数も平年より多かった。
このため、5月としては月間日照時間の多い方から1位となった。
また、晴れて気温が下がる日が多く、5月としては月平均気温の低い方から7位となった。
雪日数は平年よりも少なかった。
なお、発達した低気圧が接近した22~23日はB級ブリザードとなった。

  ブリザード、カタバ風‥‥用語解説




2.気温、風向風速等の気候統計値

気温、風向風速等の気候統計値
平均気温-16.0℃平均湿度58%
最高気温-2.1℃(1日)平均雲量4.1
最低気温-29.6℃(5日)日照時間57.3h
平均風速4.4m/s全天日射量0.4MJ/㎡
最多風向ENE雪日数5日
最大風速33.5m/s(ENE 22日)霧日数0日
最大瞬間風速43.1m/s(NE 22日)平均気圧(海面)992.8hPa

数字の横についている記号の意味は「 データに付加する記号の意味」を参照してください。


3.日平均気温と日平均風速の推移および月平均気温の累年値

日平均気温と日平均風速の推移

日平均気温と日平均風速の推移

データは こちら をご参照下さい。
月平均気温の累年値

月平均気温の累年値

データは こちら をご参照下さい。


4.大気の流れ



南半球月平均500hPa高度および平年偏差

南半球月平均500hPa高度および平年偏差
等値線は500hPa高度を表し、間隔は60m。陰影域は平年偏差を表す。平年値は1981-2010年の期間の平均値。



5.南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況について



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