南極の気象(2018年6月)


1.概 況

6月は、低気圧と気圧の尾根が交互に北海上を通過したため、天気は周期的に変化した。
平年よりも快晴となる日が多かった一方で、上旬と下旬には発達した低気圧が接近したため、ふぶきとなる日があった。
このため、月平均気温は平年よりも高く、月平均風速も平年より強かった。
なお、ブリザードが合計4回あり、その内の2回はA級となった。

  ブリザード、カタバ風‥‥用語解説




2.気温、風向風速等の気候統計値

気温、風向風速等の気候統計値
平均気温-13.1℃平均湿度68%
最高気温-3.4℃(30*日)平均雲量6.2
最低気温-27.0℃(13日)日照時間--h
平均風速8.7m/s全天日射量0.0MJ/㎡
最多風向NE雪日数15日
最大風速36.3m/s(ENE 2日)霧日数1日
最大瞬間風速44.8m/s(ENE 2日)平均気圧(海面)992.7hPa

数字の横についている記号の意味は「 データに付加する記号の意味」を参照してください。


3.日平均気温と日平均風速の推移および月平均気温の累年値

日平均気温と日平均風速の推移

日平均気温と日平均風速の推移

データは こちら をご参照下さい。
月平均気温の累年値

月平均気温の累年値

データは こちら をご参照下さい。


4.大気の流れ



南半球月平均500hPa高度および平年偏差

南半球月平均500hPa高度および平年偏差
等値線は500hPa高度を表し、間隔は60m。陰影域は平年偏差を表す。平年値は1981-2010年の期間の平均値。



5.南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況について



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