南極の気象(2018年7月)
1.概 況
7月前半にかけては、6月に引き続き低気圧と気圧の尾根が交互に北海上を通過し、天気は周期的に変化した。
7月後半は、高気圧に覆われて晴れる日が多くなった。
極夜の明けた7月後半に晴れが多くなったこともあり、7月としての月間日照時間の多い方からの極値を更新した。
中旬は、強い寒気の影響で平年よりも気温が低くなった一方で、下旬は平年より気温が高くなった。
ブリザードは、6月から継続したものを含め合計4回あり、その内の1回はA級となった。
ブリザード、カタバ風‥‥用語解説
2.気温、風向風速等の気候統計値
平均気温 | -17.9℃ | 平均湿度 | 72% |
---|---|---|---|
最高気温 | -5.1℃(27日) | 平均雲量 | 7.0 |
最低気温 | -32.3℃(14*日) | 日照時間 | 17.7h |
平均風速 | 6.0m/s | 全天日射量 | 0.1MJ/㎡ |
最多風向 | NE ) | 雪日数 | 21日 |
最大風速 | 26.0m/s(NE 19日) | 霧日数 | 1日 |
最大瞬間風速 | 31.9m/s(NE 19日) | 平均気圧(海面) | 986.0hPa |
3.日平均気温と日平均風速の推移および月平均気温の累年値
日平均気温と日平均風速の推移
データは
こちら
をご参照下さい。
月平均気温の累年値
データは
こちら
をご参照下さい。
4.大気の流れ
南半球月平均500hPa高度および平年偏差
等値線は500hPa高度を表し、間隔は60m。陰影域は平年偏差を表す。平年値は1981-2010年の期間の平均値。
5.南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況について
南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況についてはオゾン層・紫外線のページを参照してください。
毎月20日頃、最新版に更新されます。またオゾン層に関する報道発表を随時行っています。