南極の気象(2018年8月)
1.概 況
8月上旬は、高気圧に覆われることが多く晴れる日が多かった。
中旬は、気圧の尾根に位置することが多く、曇りや晴れの日が多かった。
下旬は、低気圧の接近により雪やふぶきの日が多くなった。
平年よりも雪日数が少なく、日平均雲量1.5未満の日数が多くなったため、日照時間が多くなり、8月として月間日照時間の多い方から5位となった。
ブリザードは、昭和基地に低気圧の接近した下旬に2回あった。
ブリザード、カタバ風‥‥用語解説
2.気温、風向風速等の気候統計値
平均気温 | -16.2℃ | 平均湿度 | 63% |
---|---|---|---|
最高気温 | -5.9℃(30*日) | 平均雲量 | 5.6 |
最低気温 | -31.3℃(4日) | 日照時間 | 91.1h |
平均風速 | 5.9m/s | 全天日射量 | 1.8MJ/㎡ |
最多風向 | ENE | 雪日数 | 11日 |
最大風速 | 23.4m/s(ENE 30日) | 霧日数 | 1日 |
最大瞬間風速 | 29.7m/s(ENE 30日) | 平均気圧(海面) | 983.6hPa |
3.日平均気温と日平均風速の推移および月平均気温の累年値
日平均気温と日平均風速の推移
データは
こちら
をご参照下さい。
月平均気温の累年値
データは
こちら
をご参照下さい。
4.大気の流れ
南半球月平均500hPa高度および平年偏差
等値線は500hPa高度を表し、間隔は60m。陰影域は平年偏差を表す。平年値は1981-2010年の期間の平均値。
5.南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況について
南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況についてはオゾン層・紫外線のページを参照してください。
毎月20日頃、最新版に更新されます。またオゾン層に関する報道発表を随時行っています。