南極の気象(2018年12月)
1.概 況
12月中旬は、昭和基地が気圧の尾根に位置したため、晴れの日が多くなった一方で、上旬と下旬は、低気圧が昭和基地の近傍で停滞することが多かったため、曇りや雪の日が多くなった。
このため、日照時間が平年よりも60時間以上少なかった。
その他は、おおむね平年並みだった。
なお、12月はブリザードがなかった。
ブリザード、カタバ風‥‥用語解説
2.気温、風向風速等の気候統計値
平均気温 | -1.7℃ | 平均湿度 | 71% |
---|---|---|---|
最高気温 | 4.9℃(18日) | 平均雲量 | 6.6 |
最低気温 | -9.3℃(11日) | 日照時間 | 371.5h |
平均風速 | 6.4m/s | 全天日射量 | 30.4MJ/㎡ |
最多風向 | NE | 雪日数 | 14日 |
最大風速 | 20.3m/s(NE 4日) | 霧日数 | 0日 |
最大瞬間風速 | 24.6m/s(ENE 4日) | 平均気圧(海面) | 986.1hPa |
3.日平均気温と日平均風速の推移および月平均気温の累年値
日平均気温と日平均風速の推移
データは
こちら
をご参照下さい。
月平均気温の累年値
データは
こちら
をご参照下さい。
4.大気の流れ
南半球月平均500hPa高度および平年偏差
等値線は500hPa高度を表し、間隔は60m。陰影域は平年偏差を表す。平年値は1981-2010年の期間の平均値。
5.南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況について
南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況についてはオゾン層・紫外線のページを参照してください。
毎月20日頃、最新版に更新されます。またオゾン層に関する報道発表を随時行っています。