南極の気象(2019年1月)


1.概 況

1月は、はじめ低気圧が周期的に通過したため、晴れの日と雪の日が周期的に訪れたが、中旬以降は次第に低気圧が昭和基地の近傍で停滞することが多くなったため、曇りや雪の日が多くなった。
このため、日照時間の月合計が平年よりも100時間以上少なく、月統計の「月間日照時間の少ない方から」が1月として8位(267.9時間)となった。
その他は、おおむね平年並みだった。
なお、1月はブリザードがなかった。

  ブリザード、カタバ風‥‥用語解説




2.気温、風向風速等の気候統計値

気温、風向風速等の気候統計値
平均気温-1.2℃平均湿度76%
最高気温4.9℃(14日)平均雲量7.6
最低気温-8.4℃(5日)日照時間267.9h
平均風速4.8m/s全天日射量24.8MJ/㎡
最多風向NE雪日数17日
最大風速22.5m/s(NE 29日)霧日数2日
最大瞬間風速27.7m/s(NE 11日)平均気圧(海面)985.8hPa

数字の横についている記号の意味は「 データに付加する記号の意味」を参照してください。


3.日平均気温と日平均風速の推移および月平均気温の累年値

日平均気温と日平均風速の推移

日平均気温と日平均風速の推移

データは こちら をご参照下さい。
月平均気温の累年値

月平均気温の累年値

データは こちら をご参照下さい。


4.大気の流れ



南半球月平均500hPa高度および平年偏差

南半球月平均500hPa高度および平年偏差
等値線は500hPa高度を表し、間隔は60m。陰影域は平年偏差を表す。平年値は1981-2010年の期間の平均値。



5.南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況について



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