南極の気象(2019年2月)
1.概 況
2月は上旬から中旬にかけて気圧の谷や低気圧の影響を受け、曇りや雪の日が多くなった。
また、発達した低気圧が昭和基地の近傍で停滞した8日から9日はA級ブリザードになった。
下旬は大陸から張り出す高気圧の影響を受けて晴れの日が多くなったが、低気圧が昭和基地の近傍を通過した21日から22日はC級ブリザードとなった。
2月上旬は旬平均気温が平年に比べてかなり低くなった。
一方、中旬はかなり高くなり、18日は最高気温6.0℃と2月の日最高気温として5位の高さとなった。
ブリザード、カタバ風‥‥用語解説
2.気温、風向風速等の気候統計値
平均気温 | -2.2℃ | 平均湿度 | 69% |
---|---|---|---|
最高気温 | 6.0℃(18日) | 平均雲量 | 7.1 |
最低気温 | -10.4℃(27日) | 日照時間 | 186.8h |
平均風速 | 8.0m/s | 全天日射量 | 16.0MJ/㎡ |
最多風向 | NE | 雪日数 | 10日 |
最大風速 | 34.5m/s(ENE 9日) | 霧日数 | 0日 |
最大瞬間風速 | 43.2m/s(ENE 9日) | 平均気圧(海面) | 986.0hPa |
3.日平均気温と日平均風速の推移および月平均気温の累年値
日平均気温と日平均風速の推移
データは
こちら
をご参照下さい。
月平均気温の累年値
データは
こちら
をご参照下さい。
4.大気の流れ
南半球月平均500hPa高度および平年偏差
等値線は500hPa高度を表し、間隔は60m。陰影域は平年偏差を表す。平年値は1981-2010年の期間の平均値。
5.南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況について
南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況についてはオゾン層・紫外線のページを参照してください。
毎月20日頃、最新版に更新されます。またオゾン層に関する報道発表を随時行っています。