南極の気象(2019年3月)
1.概 況
3月は、上旬は天気が周期的に変化した。
中旬は大陸の高気圧に覆われて晴れた日が多く、旬平均気温は平年に比べてかなり低くなった。
下旬は気圧の谷や低気圧の影響を受けて曇りや雪の日が多く、旬平均気温は平年に比べてかなり高くなった。
4日から6日にかけて、及び20日から23日にかけて、発達した低気圧が昭和基地の近傍で停滞した。
5日及び6日、21日から23日は非常に強い風が吹いたが、雪が弱く、いずれもブリザードとはならなかった。
ブリザード、カタバ風‥‥用語解説
2.気温、風向風速等の気候統計値
平均気温 | -6.8℃ | 平均湿度 | 67% |
---|---|---|---|
最高気温 | -0.1℃(5日) | 平均雲量 | 7.3 |
最低気温 | -18.3℃(16日) | 日照時間 | 143.8h |
平均風速 | 7.6m/s | 全天日射量 | 8.5MJ/㎡ |
最多風向 | ENE | 雪日数 | 15日 |
最大風速 | 29.8m/s(ENE 22日) | 霧日数 | 0日 |
最大瞬間風速 | 36.8m/s(ENE 22日) | 平均気圧(海面) | 984.0hPa |
3.日平均気温と日平均風速の推移および月平均気温の累年値
日平均気温と日平均風速の推移
データは
こちら
をご参照下さい。
月平均気温の累年値
データは
こちら
をご参照下さい。
4.大気の流れ
南半球月平均500hPa高度および平年偏差
等値線は500hPa高度を表し、間隔は60m。陰影域は平年偏差を表す。平年値は1981-2010年の期間の平均値。
5.南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況について
南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況についてはオゾン層・紫外線のページを参照してください。
毎月20日頃、最新版に更新されます。またオゾン層に関する報道発表を随時行っています。