南極の気象(2019年10月)


1.概 況

10月は、上旬から下旬にかけて低気圧や気圧の谷の影響を受ける日が多く、低気圧に向かって暖かい空気が流れ込んだため旬平均気温は平年よりかなり高くなった。
30日には低気圧の接近に伴い最高気温が2.6℃と10月の最高気温の極値を更新した。
上旬にB級1回、中旬にA級1回、下旬にC級1回の計3回のブリザードとなった。

  ブリザード、カタバ風‥‥用語解説




2.気温、風向風速等の気候統計値

気温、風向風速等の気候統計値
平均気温-8.0℃平均湿度73%
最高気温2.6℃(30日)平均雲量7.9
最低気温-16.8℃(3日)日照時間182.8h
平均風速8.0m/s全天日射量14.3MJ/㎡
最多風向NE )雪日数20日
最大風速31.9m/s(ENE 5日)霧日数0日
最大瞬間風速40.3m/s(ENE 5日)平均気圧(海面)986.2hPa

数字の横についている記号の意味は「 データに付加する記号の意味」を参照してください。


3.日平均気温と日平均風速の推移および月平均気温の累年値

日平均気温と日平均風速の推移

日平均気温と日平均風速の推移

データは こちら をご参照下さい。
月平均気温の累年値

月平均気温の累年値

データは こちら をご参照下さい。


4.大気の流れ



南半球月平均500hPa高度および平年偏差

南半球月平均500hPa高度および平年偏差
等値線は500hPa高度を表し、間隔は60m。陰影域は平年偏差を表す。平年値は1981-2010年の期間の平均値。



5.南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況について



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