南極の気象(2020年1月)


1.概 況

1月は、上旬から中旬にかけて、周期的に低気圧が接近しふぶきとなった日があったが、いずれもブリザードとはならなかった。
また、低気圧に向かって暖かい空気が流れ込んだ影響で、上旬の旬平均気温は平年より高くなった。
下旬は高気圧や気圧の尾根の影響を受けて晴れた日が多く、旬間日照時間は平年に比べて多くなった。
月平均気温、月間日照時間はいずれも平年並だった。

  ブリザード、カタバ風‥‥用語解説




2.気温、風向風速等の気候統計値

気温、風向風速等の気候統計値
平均気温-0.2℃平均湿度73%
最高気温6.3℃(29日)平均雲量6.5
最低気温-6.8℃(14日)日照時間390.1h
平均風速4.7m/s全天日射量26.3MJ/㎡
最多風向NE雪日数15日
最大風速24.2m/s(NE 9日)霧日数4日
最大瞬間風速28.0m/s(NE 9日)平均気圧(海面)989.5hPa

数字の横についている記号の意味は「 データに付加する記号の意味」を参照してください。


3.日平均気温と日平均風速の推移および月平均気温の累年値

日平均気温と日平均風速の推移

日平均気温と日平均風速の推移

データは こちら をご参照下さい。
月平均気温の累年値

月平均気温の累年値

データは こちら をご参照下さい。


4.大気の流れ



南半球月平均500hPa高度および平年偏差

南半球月平均500hPa高度および平年偏差
等値線は500hPa高度を表し、間隔は60m。陰影域は平年偏差を表す。平年値は1981-2010年の期間の平均値。



5.南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況について



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