南極の気象(2020年6月)
1.概 況
6月上旬は高気圧に覆われ晴れる日が多く、旬平均気温は平年よりかなり低くなった。
中旬は13日から15日にかけて非常に発達した低気圧が接近し、61次隊としては初のA級ブリザードとなった。
下旬は低気圧が度々北海上を通過したため、温かい空気が流入しやすく、旬平均気温は平年より高くなった。
また21日から22日にかけてC級ブリザードとなった。
ブリザード、カタバ風‥‥用語解説
2.気温、風向風速等の気候統計値
平均気温 | -16.3℃ | 平均湿度 | 68% |
---|---|---|---|
最高気温 | -3.1℃(15*日) | 平均雲量 | 5.8 |
最低気温 | -31.0℃(18日) | 日照時間 | --h |
平均風速 | 7.1m/s | 全天日射量 | 0.0MJ/㎡ |
最多風向 | ENE | 雪日数 | 14日 |
最大風速 | 31.9m/s(NE 14日) | 霧日数 | 0日 |
最大瞬間風速 | 37.4m/s(NE 14日) | 平均気圧(海面) | 986.3hPa |
3.日平均気温と日平均風速の推移および月平均気温の累年値
日平均気温と日平均風速の推移
データは
こちら
をご参照下さい。
月平均気温の累年値
データは
こちら
をご参照下さい。
4.大気の流れ
南半球月平均500hPa高度および平年偏差
等値線は500hPa高度を表し、間隔は60m。陰影域は平年偏差を表す。平年値は1981-2010年の期間の平均値。
5.南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況について
南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況についてはオゾン層・紫外線のページを参照してください。
毎月20日頃、最新版に更新されます。またオゾン層に関する報道発表を随時行っています。