南極の気象(2020年7月)
1.概 況
7月上旬は高気圧に覆われ晴れる日が多く、旬平均気温は平年よりかなり低くなった。
中旬は10日から12日にかけて発達した低気圧が続けて接近し、それぞれA級・C級ブリザードとなった。
下旬は低気圧がたびたび接近して温かい空気が流入したため、旬平均気温は平年より高くなった。
また23日、26日から28日にかけてB級ブリザードとなった。
ブリザード、カタバ風‥‥用語解説
2.気温、風向風速等の気候統計値
平均気温 | -18.3℃ | 平均湿度 | 73% |
---|---|---|---|
最高気温 | -4.6℃(12日) | 平均雲量 | 7.6 |
最低気温 | -37.5℃(17日) | 日照時間 | 4.4h |
平均風速 | 6.1m/s | 全天日射量 | 0.1MJ/㎡ |
最多風向 | ENE | 雪日数 | 18日 |
最大風速 | 33.2m/s(ENE 10日) | 霧日数 | 1日 |
最大瞬間風速 | 40.4m/s(ENE 10日) | 平均気圧(海面) | 987.5hPa |
3.日平均気温と日平均風速の推移および月平均気温の累年値
日平均気温と日平均風速の推移
データは
こちら
をご参照下さい。
月平均気温の累年値
データは
こちら
をご参照下さい。
4.大気の流れ
南半球月平均500hPa高度および平年偏差
等値線は500hPa高度を表し、間隔は60m。陰影域は平年偏差を表す。平年値は1981-2010年の期間の平均値。
5.南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況について
南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況についてはオゾン層・紫外線のページを参照してください。
毎月20日頃、最新版に更新されます。またオゾン層に関する報道発表を随時行っています。