南極の気象(2020年12月)
1.概 況
12月は、高気圧に覆われて晴れる日が多く、月日照時間と月平均日射量は平年より多かった。
月平均気温は平年よりかなり低く、12月としては過去4番目に低かった。
また、荒天となる日はあったものの、ブリザードとはならなかった。
上旬は高気圧に覆われて晴れる日が多く、旬平均気温は平年よりかなり低かった。
7日の日最低気温は-12.5℃となり、12月の日最低気温としては過去2番目に低かった。
中旬ははじめ低気圧の影響で雪やふぶきとなり、11日から12日にかけて荒天となった。
その後は晴れの日が続き、旬平均気温は平年よりかなり低くなった。
下旬は低気圧が北海上を通過したが、天気が大きく崩れることはなかった。
ブリザード、カタバ風‥‥用語解説
2.気温、風向風速等の気候統計値
平均気温 | -3.2℃ | 平均湿度 | 73% |
---|---|---|---|
最高気温 | 2.6℃(27*日) | 平均雲量 | 5.7 |
最低気温 | -12.5℃(7日) | 日照時間 | 476.4h |
平均風速 | 4.0m/s | 全天日射量 | 31.3MJ/㎡ |
最多風向 | NE | 雪日数 | 9日 |
最大風速 | 21.7m/s(NE 11日) | 霧日数 | 1日 |
最大瞬間風速 | 26.1m/s(NE 11日) | 平均気圧(海面) | 983.3hPa |
3.日平均気温と日平均風速の推移および月平均気温の累年値
日平均気温と日平均風速の推移
データは
こちら
をご参照下さい。
月平均気温の累年値
データは
こちら
をご参照下さい。
4.大気の流れ
南半球月平均500hPa高度および平年偏差
等値線は500hPa高度を表し、間隔は60m。陰影域は平年偏差を表す。平年値は1981-2010年の期間の平均値。
5.南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況について
南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況についてはオゾン層・紫外線のページを参照してください。
毎月20日頃、最新版に更新されます。またオゾン層に関する報道発表を随時行っています。