南極の気象(2022年3月)
1.概 況
3月は低気圧の影響で曇りや雪の日が多く、月平均雲量はかなり多かった。
月平均気温は高かった。
上旬は低気圧や気圧の谷の影響で曇りの日が多かった。
中旬は低気圧が接近し、ふぶきとなる日が多く、10日から12日と16日から17日及び18日はブリザードとなった。
旬日照時間はかなり少なく、低気圧の接近により暖かい空気が流入したため、旬平均気温はかなり高かった。
下旬は低気圧が北海上を繰り返し通過したため、天気は周期的に変化した。
30日から31日は発達した低気圧の影響により、ブリザードとなった。
ブリザード、カタバ風‥‥用語解説
2.気温、風向風速等の気候統計値
平均気温 | -5.3℃ | 平均湿度 | 72% |
---|---|---|---|
最高気温 | 0.1℃(10日) | 平均雲量 | 9.0 |
最低気温 | -13.7℃(29日) | 日照時間 | 113.5h |
平均風速 | 7.9m/s | 全天日射量 | 7.7MJ/㎡ |
最多風向 | NE | 雪日数 | 16日 |
最大風速 | 23.7m/s(NE 16日) | 霧日数 | 0日 |
最大瞬間風速 | 29.1m/s(NE 16日) | 平均気圧(海面) | 983.1hPa |
3.日平均気温と日平均風速の推移および月平均気温の累年値
日平均気温と日平均風速の推移
データは
こちら
をご参照下さい。
月平均気温の累年値
データは
こちら
をご参照下さい。
4.大気の流れ
南半球月平均500hPa高度および平年偏差
等値線は500hPa高度を表し、間隔は60m。陰影域は平年偏差を表す。平年値は1991-2020年の期間の平均値。
5.南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況について
南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況についてはオゾン層・紫外線のページを参照してください。
毎月下旬、最新版に更新されます。またオゾン層に関する報道発表を随時行っています。