南極の気象(2022年7月)
1.概 況
7月は低気圧や気圧の谷の影響で雪の日が多かったが、下旬後半に晴れた日が続いたため、7月として月間日照時間の多い方から過去1位となった。
月平均気温は平年並みであった。
上旬は低気圧や気圧の谷の影響で雪の日が多かった。
7日から9日は低気圧が接近しブリザードとなった。
中旬は気圧の谷や低気圧の影響で曇りや雪の日が多く、11日から12日、12日から13日はそれぞれ別の低気圧によりブリザードとなった。
下旬前半は気圧の谷や低気圧の影響で雪の日が多く24日から26日は低気圧が接近したためブリザードとなったが、その後は大陸から張り出す高気圧に覆われて晴れた。
ブリザード、カタバ風‥‥用語解説
2.気温、風向風速等の気候統計値
平均気温 | -17.9℃ | 平均湿度 | 77% |
---|---|---|---|
最高気温 | -4.7℃(7日) | 平均雲量 | 7.3 |
最低気温 | -34.0℃(5日) | 日照時間 | 17.9h |
平均風速 | 6.6m/s | 全天日射量 | 0.1MJ/㎡ |
最多風向 | NE | 雪日数 | 23日 |
最大風速 | 29.7m/s(NE 8日) | 霧日数 | 1日 |
最大瞬間風速 | 35.7m/s(NE 8日) | 平均気圧(海面) | 981.2hPa |
3.日平均気温と日平均風速の推移および月平均気温の累年値
日平均気温と日平均風速の推移
データは
こちら
をご参照下さい。
月平均気温の累年値
データは
こちら
をご参照下さい。
4.大気の流れ
南半球月平均500hPa高度および平年偏差
等値線は500hPa高度を表し、間隔は60m。陰影域は平年偏差を表す。平年値は1991-2020年の期間の平均値。
5.南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況について
南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況についてはオゾン層・紫外線のページを参照してください。
毎月下旬、最新版に更新されます。またオゾン層に関する報道発表を随時行っています。