南極の気象(2022年9月)
1.概 況
9月は大陸から張り出す高気圧の影響と低気圧等の影響を受け、天気は数日の周期で変化した。
月平均気温は低かった。
上旬前半は晴れの日が多かったが、後半はふぶきの日が多くなり、7日から10日は発達した低気圧の影響でブリザードとなった。
中旬は前半に比較的晴れたものの、低気圧や気圧の谷の影響で曇りの日が多かった。
下旬は、25日から26日は低気圧が接近したためブリザードとなったが、この前後では高気圧に覆われ晴れや薄曇りの天気となり、旬間日照時間が多く、旬平均風速は小さかった。
旬平均気温はかなり低かった。
ブリザード、カタバ風‥‥用語解説
2.気温、風向風速等の気候統計値
平均気温 | -19.7℃ | 平均湿度 | 72% |
---|---|---|---|
最高気温 | -6.9℃(9日) | 平均雲量 | 7.2 |
最低気温 | -33.5℃(29日) | 日照時間 | 136.1h |
平均風速 | 5.7 )m/s | 全天日射量 | 6.6MJ/㎡ |
最多風向 | NE ) | 雪日数 | 18日 |
最大風速 | 27.9 )m/s(NE 10日) | 霧日数 | 2日 |
最大瞬間風速 | 35.3 )m/s(ENE 8日) | 平均気圧(海面) | 979.0hPa |
3.日平均気温と日平均風速の推移および月平均気温の累年値
日平均気温と日平均風速の推移
データは
こちら
をご参照下さい。
月平均気温の累年値
データは
こちら
をご参照下さい。
4.大気の流れ
南半球月平均500hPa高度および平年偏差
等値線は500hPa高度を表し、間隔は60m。陰影域は平年偏差を表す。平年値は1991-2020年の期間の平均値。
5.南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況について
南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況についてはオゾン層・紫外線のページを参照してください。
毎月下旬、最新版に更新されます。またオゾン層に関する報道発表を随時行っています。