南極の気象(2022年10月)
1.概 況
10月は4回のブリザードがあったものの、大陸からの高気圧に覆われ晴れる日が比較的多く、月間日照時間は平年より多かった。
月平均気温は高く、10月として月平均気温の高い方から過去5位となった。
上旬は高気圧に覆われ晴れの日が比較的多かったが、4日から6日は低気圧が接近しブリザードとなった。
中旬は低気圧や気圧の谷の影響で、雪やふぶき、曇りの日が多かった。
13日から14日は低気圧が接近したため、17日から19日は低気圧の影響でブリザードとなった。
旬平均気温は高かった。
下旬は、23日は発達した低気圧の影響でブリザードとなったものの、高気圧に覆われて晴れた日が多かった。
旬平均気温はかなり高かった。
ブリザード、カタバ風‥‥用語解説
2.気温、風向風速等の気候統計値
平均気温 | -11.0℃ | 平均湿度 | 72% |
---|---|---|---|
最高気温 | -1.5℃(27日) | 平均雲量 | 7.1 |
最低気温 | -30.7℃(3日) | 日照時間 | 214.4h |
平均風速 | 7.8m/s | 全天日射量 | 15.1MJ/㎡ |
最多風向 | NE | 雪日数 | 16日 |
最大風速 | 34.2m/s(NE 4日) | 霧日数 | 0日 |
最大瞬間風速 | 39.7m/s(NE 4日) | 平均気圧(海面) | 979.7hPa |
3.日平均気温と日平均風速の推移および月平均気温の累年値
日平均気温と日平均風速の推移
データは
こちら
をご参照下さい。
月平均気温の累年値
データは
こちら
をご参照下さい。
4.大気の流れ
南半球月平均500hPa高度および平年偏差
等値線は500hPa高度を表し、間隔は60m。陰影域は平年偏差を表す。平年値は1991-2020年の期間の平均値。
5.南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況について
南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況についてはオゾン層・紫外線のページを参照してください。
毎月下旬、最新版に更新されます。またオゾン層に関する報道発表を随時行っています。