南極の気象(2022年12月)
1.概 況
12月は、気圧の谷や低気圧の影響で曇りの日が多く、月間日照時はかなり少なく12月として少ない方から過去2位となった。
月平均気温は低く、12月として低い方から過去7位となった。
上旬は、前半に気圧の谷や低気圧の影響で、曇りの日が多く、旬間日照時間はかなり少なかった。
4日から5日は低気圧の影響でブリザードとなった。
中旬は前半を中心に高気圧に覆われ晴れの日が多かったものの、後半は気圧の谷の影響で次第に曇りの日が多くなった。
下旬は、気圧の谷の影響で曇りの日が比較的多かった。
29日は低気圧の影響でブリザードとなった。
ブリザード、カタバ風‥‥用語解説
2.気温、風向風速等の気候統計値
平均気温 | -2.5℃ | 平均湿度 | 74% |
---|---|---|---|
最高気温 | 3.1℃(16日) | 平均雲量 | 7.4 |
最低気温 | -11.8℃(11日) | 日照時間 | 310.1h |
平均風速 | 6.0m/s | 全天日射量 | 29.9MJ/㎡ |
最多風向 | NE | 雪日数 | 11日 |
最大風速 | 23.0m/s(ENE 15日) | 霧日数 | 1日 |
最大瞬間風速 | 28.9m/s(ENE 15日) | 平均気圧(海面) | 979.9hPa |
3.日平均気温と日平均風速の推移および月平均気温の累年値
日平均気温と日平均風速の推移
データは
こちら
をご参照下さい。
月平均気温の累年値
データは
こちら
をご参照下さい。
4.大気の流れ
南半球月平均500hPa高度および平年偏差
等値線は500hPa高度を表し、間隔は60m。陰影域は平年偏差を表す。平年値は1991-2020年の期間の平均値。
5.南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況について
南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況についてはオゾン層・紫外線のページを参照してください。
毎月下旬、最新版に更新されます。またオゾン層に関する報道発表を随時行っています。