南極の気象(2024年3月)
1.概 況
3月は上旬と下旬に低気圧や気圧の谷の影響を受け、雪やふぶきとなる日がかなり多かった。
その影響で2日に3月の月最深積雪の大きい方から4位の140cmを記録した。
22日から24日にかけてと26日から28日にかけてのふぶきはそれぞれB級ブリザードとなった。
上旬は低気圧や気圧の谷の影響で雪となる日がかなり多かった。
中旬はおおむね気圧の尾根に入り晴れたため、雪が降った日はかなり少なかった。
下旬は発達した低気圧の接近・通過に伴いふぶきの日が多く、2度B級ブリザードを記録した。
発達した低気圧に向かって暖気が流入した影響で旬平均気温は高かった。
ブリザード、カタバ風‥‥用語解説
2.気温、風向風速等の気候統計値
平均気温 | -6.3℃ | 平均湿度 | 72% |
---|---|---|---|
最高気温 | -1.1℃(9日) | 平均雲量 | 7.9 |
最低気温 | -15.6℃(25日) | 日照時間 | 128.1h |
平均風速 | 8.4m/s | 全天日射量 | 7.3MJ/㎡ |
最多風向 | ENE | 雪日数 | 23日 |
最大風速 | 30.4m/s(ENE 27日) | 霧日数 | 2日 |
最大瞬間風速 | 40.9m/s(ENE 27日) | 平均気圧(海面) | 980.0hPa |
3.日平均気温と日平均風速の推移および月平均気温の累年値
日平均気温と日平均風速の推移
データは
こちら
をご参照下さい。
月平均気温の累年値
データは
こちら
をご参照下さい。
4.大気の流れ
南半球月平均500hPa高度および平年偏差
等値線は500hPa高度を表し、間隔は60m。陰影域は平年偏差を表す。平年値は1991-2020年の期間の平均値。
5.南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況について
南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況についてはオゾン層・紫外線のページを参照してください。
毎月下旬、最新版に更新されます。またオゾン層に関する報道発表を随時行っています。