南極の気象(2024年11月)
1.概 況
11月は前半はふぶきや雪の日が多く、後半は晴れや快晴の日が多かった。
上旬は、発達した低気圧の接近、通過により、雪やふぶきの日が続いた。
2日から3日にかけてのふぶきはB級ブリザード、6日のふぶきはC級ブリザードとなった。
中旬は、はじめ発達した低気圧の接近により雪やふぶきの日があった。
その後、大陸の高気圧に覆われることが多く、晴れや快晴の日が多かった。
12日から13日にかけてのふぶきはC級ブリザードとなった。
下旬は、全般的に大陸の高気圧に覆われたため晴れや曇りの日が続いた。
期間の最後に低気圧が接近しふぶきとなった。
30日からのふぶきはC級ブリザードとなった。
ブリザード、カタバ風‥‥用語解説
2.気温、風向風速等の気候統計値
平均気温 | -6.4℃ | 平均湿度 | 67% |
---|---|---|---|
最高気温 | 0.1℃(7日) | 平均雲量 | 7.0 |
最低気温 | -14.9℃(1日) | 日照時間 | 334.4h |
平均風速 | 6.7m/s | 全天日射量 | 25.9MJ/㎡ |
最多風向 | NE | 雪日数 | 12日 |
最大風速 | 26.5m/s(ENE 2日) | 霧日数 | 0日 |
最大瞬間風速 | 32.2m/s(ENE 2日) | 平均気圧(海面) | 978.7hPa |
3.日平均気温と日平均風速の推移および月平均気温の累年値
日平均気温と日平均風速の推移
データは
こちら
をご参照下さい。
月平均気温の累年値
データは
こちら
をご参照下さい。
4.大気の流れ
南半球月平均500hPa高度および平年偏差
等値線は500hPa高度を表し、間隔は60m。陰影域は平年偏差を表す。平年値は1991-2020年の期間の平均値。
5.南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況について
南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況についてはオゾン層・紫外線のページを参照してください。
毎月下旬、最新版に更新されます。またオゾン層に関する報道発表を随時行っています。