エルニーニョ/ラニーニャ現象等発生時の天候の統計的な特徴の更新について
平成27年7月21日
- エルニーニョ/ラニーニャ現象等発生時に現れやすい日本と世界の天候に関する統計資料について、対象とする期間を拡大して再作成しました。
- 「エルニーニョ/ラニーニャ現象に関する知識」のページの「エルニーニョ/ラニーニャ現象等発生時の天候の統計的な特徴」に掲載している資料について、統計期間を1979~2008年(30年間)から1958~2012年(55年間)に拡大するとともに、統計手法を改善して再作成しました。
- 日本の天候の特徴として、エルニーニョ現象時の夏に低温となる傾向、冬に高温となる傾向が見られるなど、これまでと大きな傾向は変わりませんが、新しい統計では、事例数が増えたことから、統計的有意性の検定を行いその結果も示しています。
- 世界の天候の特徴の分布図では、気象庁の長期再解析データ(JRA-55)(注)を用いた統計結果も参考にしたことにより、これまでより広い範囲で天候の特徴が見られるようになりました。
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(注)過去の観測データを、最新の数値予報モデルに入力することにより、当時の観測データや数値予報モデルだけでは捉えられなかった過去の大気の立体構造を再現したものです。