2026年4月の天候
2026年5月1日 掲載
2026年4月の特徴
* 気温は、全国的にかなり高かった
気温は、暖かい空気に覆われやすく、暖かい空気が流れ込んだ時期もあったため、全国的にかなり高かった。
* 降水量は、西日本太平洋側でかなり多かった
降水量は、低気圧や前線の影響を受けやすかったため、西日本太平洋側でかなり多かった。
* 日照時間は、西日本日本海側と西日本太平洋側でかなり少なかった
日照時間は、月を通してたびたび低気圧や前線の影響を受けた西日本日本海側と西日本太平洋側でかなり少なかった。
概況
日本付近は暖かい空気に覆われやすく、上旬と中旬を中心に低気圧に向かって暖かい空気が流れ込む日もあったため、月平均気温は全国的にかなり高かった。また、地球温暖化等の長期的な気候変動の監視に用いる15地点の観測値による日本の月平均気温(*)の基準値からの偏差は+1.89℃で、2024年、1998年に次いで、4月として3位の高温となった。全国的に天気は数日の周期で変化し、東日本太平洋側と西日本を中心に低気圧や前線の影響を受けやすかったため、曇りや雨の日が多かった。一方、北日本と沖縄・奄美では中旬以降は高気圧に覆われやすかった。このため、月降水量は西日本太平洋側でかなり多く、東日本太平洋側と西日本日本海側で多かった一方、北日本太平洋側で少なかった。また、月間日照時間は西日本日本海側と西日本太平洋側でかなり少なく、東日本太平洋側で少なかった一方、北日本日本海側、北日本太平洋側、沖縄・奄美で多かった。
(*)観測データの均質性が長期間確保でき、かつ都市化等による環境の変化が比較的小さい地点から、地域的に偏りなく分布するように選定した 15 地点(網走、根室、寿都、山形、石巻、伏木、飯田、銚子、境、浜田、彦根、宮崎、多度津、名瀬、石垣島)の気象台等の観測値を用いた統計
降水量は、西日本太平洋側ではかなり多かった。東日本太平洋側、西日本日本海側では多かった。北日本太平洋側では少なかった。北日本日本海側、東日本日本海側、沖縄・奄美では平年並だった。
日照時間は、北日本日本海側、北日本太平洋側、沖縄・奄美では多かった。西日本日本海側、西日本太平洋側ではかなり少なかった。東日本太平洋側では少なかった。東日本日本海側では平年並だった。
気温、降水量、日照時間等の気候統計値
| 平均気温平年差、降水量平年比、日照時間平年比の分布 | 地域平均平年差、地域平均平年比の1位の値の更新状況 |
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* 平均気温の高い記録を更新した地域なし * 平均気温の低い記録を更新した地域なし * 降水量の多い記録を更新した地域なし * 降水量の少ない記録を更新した地域なし * 日照時間の多い記録を更新した地域なし * 日照時間の少ない記録を更新した地域なし |
| 旬降水量の地域平均平年比、旬間日照時間の地域平均平年比の経過 | 平均気温の地域平均平年差の経過(5日移動平均) |
![]() この図は翌月はじめに作成したものです。数日後により新しいデータを反映して図を作成していますので、引用等する場合は可能な限りこちらに掲載の図をご利用ください。(※1) |
この図は翌月はじめに作成したものです。数日後により新しいデータを反映して図を作成していますので、引用等する場合は可能な限りこちらに掲載の図をご利用ください。(※1)
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旬別の天候経過
上旬
本州付近及び北日本の北方を低気圧と高気圧が比較的短い周期で交互に通過した。特に4日頃と10日頃に日本海を東進した低気圧により、全国的にまとまった雨となり、東・西日本太平洋側を中心に大雨となった所もあった。このため、旬降水量は全国で多かった。旬間日照時間は、低気圧や前線の影響を比較的受けやすかった北・東・西日本日本海側と北・東・西日本太平洋側で少なかった。日本付近を通過した低気圧に向かい、暖かい空気が流れ込みやすかったため、旬平均気温は、全国的にかなり高かった。北日本の旬平均気温の平年差は+3.1℃と1946年の統計開始以降、4月上旬として1位の高温となった。
旬降水量は、北日本日本海側、北日本太平洋側、東日本日本海側、東日本太平洋側、西日本日本海側、西日本太平洋側、沖縄・奄美では多かった。
旬間日照時間は、北日本日本海側、北日本太平洋側、東日本日本海側、東日本太平洋側、西日本日本海側、西日本太平洋側では少なかった。沖縄・奄美では平年並だった。
中旬
日本付近を低気圧と高気圧が交互に通過した。北・東日本や沖縄・奄美は高気圧に覆われやすかった一方、西日本では東シナ海から本州の南に停滞した前線や動きの遅い低気圧の影響を受けやすかった。このため、旬降水量は、東日本日本海側でかなり少なく、北日本日本海側、北・東日本太平洋側と沖縄・奄美で少なかった。旬間日照時間は、沖縄・奄美でかなり多く、北・東日本日本海側と北・東日本太平洋側で多かった。一方、西日本日本海側でかなり少なく、西日本太平洋側で少なかった。日本付近は暖かい空気に覆われやすかったため、東日本では真夏日となる所もあるなど、旬平均気温は全国的にかなり高かった。沖縄・奄美の旬平均気温の平年差は+2.8℃と1946年の統計開始以降、4月中旬として1位タイの高温となった。
旬降水量は、東日本日本海側ではかなり少なかった。北日本日本海側、北日本太平洋側、東日本太平洋側、沖縄・奄美では少なかった。西日本日本海側、西日本太平洋側では平年並だった。
旬間日照時間は、沖縄・奄美ではかなり多かった。北日本日本海側、北日本太平洋側、東日本日本海側、東日本太平洋側では多かった。西日本日本海側ではかなり少なかった。西日本太平洋側では少なかった。
下旬
日本付近を低気圧と高気圧が交互に通過し、北日本は高気圧に覆われやすかった一方、東・西日本では本州南岸を通過した低気圧や日本の南海上に停滞した前線の影響を受けやすかった。また、沖縄・奄美では高気圧に覆われやすかったが、26日頃や30日頃には前線や湿った空気の影響で大雨となった所があった。このため、旬降水量は、北日本太平洋側で少なかった一方、西日本太平洋側でかなり多く、東日本太平洋側、西日本日本海側、沖縄・奄美で多かった。旬間日照時間は、北日本日本海側、北日本太平洋側、沖縄・奄美で多かった。一方、西日本太平洋側でかなり少なく、東日本太平洋側と西日本日本海側で少なかった。日本付近は北・東日本を中心に暖かい空気に覆われやすかったため、旬平均気温は北・東日本で高かった。
旬降水量は、西日本太平洋側ではかなり多かった。東日本太平洋側、西日本日本海側、沖縄・奄美では多かった。北日本太平洋側では少なかった。北日本日本海側、東日本日本海側では平年並だった。
旬間日照時間は、北日本日本海側、北日本太平洋側、沖縄・奄美では多かった。西日本太平洋側ではかなり少なかった。東日本太平洋側、西日本日本海側では少なかった。東日本日本海側では平年並だった。
循環場
500hPa高度場等の特徴
500hPa高度では、寒帯前線ジェット気流は日本の北で強く、日本付近は広く正偏差となり、寒気の影響を受けにくく、暖かい空気に覆われやすかった。亜熱帯ジェット気流は本州付近を南西から北東に流れやすく、日本付近は西谷傾向となり、暖かい空気が流れ込んだ時期もあった。海面気圧では、西日本から華中・華南にかけての負偏差が明瞭で、西日本中心に低気圧や前線の影響を受けやすかった。
| 月別値で作成した図を表示しています。 (※2、翌月はじめに暫定版として作成・掲載している日別値の図はこちら) 翌月はじめに暫定的に日別値で作成した図で、月末までのデータを含まない事があります。6日頃に月別値で作成した図を掲載します。(月別値の図は掲載後にこちらで確認できます) | |
| 2026年4月平均500hPa高度・偏差の分布(単位:m) | 2026年4月平均850hPa気温・偏差の分布(単位:℃) |
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| 2026年4月平均海面気圧・偏差の分布(単位:hPa) | 2026年4月平均外向き長波放射量の偏差の分布(単位:W/m2) |
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外向き長波放射量(OLR)の図は翌月数日経ってから作成しています。 |
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| ※ 米国海洋大気庁(NOAA)が作成する外向き長波放射量(OLR)のデータが欠損により利用できない場合には、OLR偏差図は描画されません。 | |
資料
※ : 特に作成日の言及がない図は、本資料を掲載した月初時点に作成したものです。
※1 : リンク先の図表類は、平年値更新時などに再作成されることがあります。リンク先にある平年値期間などの記述をご確認ください。
※2 : こちらに掲載しているものと同じ図を表示しています。平年値が変わった場合などには図を再作成することがあるため、解説内容と齟齬が生じることもあります。



この図は翌月はじめに作成したものです。数日後により新しいデータを反映して図を作成していますので、引用等する場合は可能な限り





