2026年6月の天候

2026年7月1日 掲載

2026年6月の特徴

* 気温は、北日本で高かった

気温は、中旬に暖かい空気に覆われやすかった北日本で高かった。

* 降水量は、北・東・西日本太平洋側と沖縄・奄美でかなり多かった

降水量は、低気圧や梅雨前線、上旬と下旬に日本付近を通過した台風第6号、第7号、第8号の影響で、北・東・西日本太平洋側と沖縄・奄美でかなり多かった。

* 日照時間は、北日本日本海側でかなり多かった

日照時間は、移動性高気圧に覆われやすかった北日本日本海側でかなり多かった。

概況

梅雨前線が東日本太平洋側と西日本付近に停滞し、前線上の低気圧が周期的に通過した。上旬には台風第6号が沖縄・奄美付近から東・西日本の太平洋沿岸付近を通過し、3日には和歌山県南部に上陸した。また、下旬には台風第7号が台風第6号と近い進路で日本付近を通過し、台風第8号も東日本の太平洋沿岸付近を通過した。台風通過前後の3日には徳島県、和歌山県、静岡県、神奈川県で、24日には鹿児島県で線状降水帯が発生した。このため、月降水量は東・西日本太平洋側と沖縄・奄美でかなり多く、西日本日本海側で多かった。また、月間日照時間は東・西日本太平洋側と沖縄・奄美で少なかった。北日本を中心に天気は数日の周期で変化したが、中旬を中心に移動性高気圧に覆われやすかったため、月間日照時間は北日本日本海側でかなり多く、北日本太平洋側と東日本日本海側で多かった。一方、上旬と下旬を中心に低気圧の影響を受けやすかったため、月降水量は北日本太平洋側でかなり多く、北日本日本海側で多かった。全国的に上旬と下旬を中心に冷涼な空気の影響を受けやすかったが、中旬は高気圧に覆われ晴れの日が多かったことや、北日本を中心に暖かい空気に覆われやすかったため、月平均気温は北日本で高かった。

平均気温は、北日本では高かった。東日本、西日本、沖縄・奄美では平年並だった。

降水量は、北日本太平洋側、東日本太平洋側、西日本太平洋側、沖縄・奄美ではかなり多かった。北日本日本海側、西日本日本海側では多かった。東日本日本海側では平年並だった。

日照時間は、北日本日本海側ではかなり多かった。北日本太平洋側、東日本日本海側では多かった。東日本太平洋側、西日本太平洋側、沖縄・奄美では少なかった。西日本日本海側では平年並だった。

気温、降水量、日照時間等の気候統計値

平均気温平年差、降水量平年比、日照時間平年比の分布 地域平均平年差、地域平均平年比の1位の値の更新状況
(図表)気温平年差、降水量平年比、日照時間平年比の分布

* 平均気温の高い記録を更新した地域

なし

* 平均気温の低い記録を更新した地域

なし

* 降水量の多い記録を更新した地域

なし

* 降水量の少ない記録を更新した地域

なし

* 日照時間の多い記録を更新した地域

なし

* 日照時間の少ない記録を更新した地域

なし

旬降水量の地域平均平年比、旬間日照時間の地域平均平年比の経過 平均気温の地域平均平年差の経過(5日移動平均)
(図表)旬降水量の地域平均平年比、旬間日照時間の地域平均平年比の経過
この図は翌月はじめに作成したものです。数日後により新しいデータを反映して図を作成していますので、引用等する場合は可能な限りこちらに掲載の図をご利用ください。(※1
(図表)気温の地域平均平年差の経過(5日移動平均) この図は翌月はじめに作成したものです。数日後により新しいデータを反映して図を作成していますので、引用等する場合は可能な限りこちらに掲載の図をご利用ください。(※1

旬別の天候経過

上旬

北日本では旬の前半は移動性高気圧に覆われた日もあったが、旬の後半を中心に低気圧や湿った空気の影響で曇りや雨の日が多かった。また、東・西日本と沖縄・奄美では、梅雨前線や低気圧、台風第6号の影響で曇りや雨の日が多く、大雨となった所もあった。特に、台風第6号が本州南岸を通過して和歌山県南部に上陸した3日には、徳島県、和歌山県、静岡県、神奈川県で線状降水帯が発生した。このため、旬降水量は、北・東・西日本太平洋側、東日本日本海側、沖縄・奄美でかなり多く、北・西日本日本海側で多かった。旬間日照時間は、東・西日本太平洋側でかなり少なく、東・西日本日本海側と沖縄・奄美で少なかった。九州南部では1日頃、四国地方では2日頃、九州北部地方、中国地方、近畿地方では4日頃、東海地方と関東甲信地方では7日頃に梅雨入りしたとみられる(速報値)。気温は、旬の中頃にオホーツク海高気圧が張り出した北・東日本太平洋側を中心に冷涼な空気が流れ込んだ時期もあったが、北・東日本日本海側、西日本、沖縄・奄美では暖かい空気に覆われやすかった。このため、旬平均気温は北・西日本と沖縄・奄美で高かった。

旬平均気温は、北日本、西日本、沖縄・奄美では高かった。東日本では平年並だった。

旬降水量は、北日本太平洋側、東日本日本海側、東日本太平洋側、西日本太平洋側、沖縄・奄美ではかなり多かった。北日本日本海側、西日本日本海側では多かった。

旬間日照時間は、東日本太平洋側、西日本太平洋側ではかなり少なかった。東日本日本海側、西日本日本海側、沖縄・奄美では少なかった。北日本日本海側、北日本太平洋側では平年並だった。

中旬

北日本では、天気は数日の周期で変わったが、高気圧に覆われて晴れの日が多かった。東・西日本では、西日本太平洋側を中心に梅雨前線や低気圧の影響で曇りや雨の日があったが、旬の前半を中心に移動性高気圧に覆われやすかったため晴れの日が多かった。このため、旬間日照時間は、北・東日本日本海側と北日本太平洋側でかなり多く、東日本太平洋側と西日本日本海側では多かった。また、旬降水量は、北日本太平洋側でかなり少なく、北日本日本海側と西日本太平洋側で少なかった。北陸地方と東北南部では20日頃に梅雨入りしたとみられる(速報値)。一方、沖縄・奄美では、梅雨前線や湿った空気の影響を受けやすかったため、曇りや雨の日が多く、記録的な大雨となった所もあった。このため、沖縄・奄美の旬降水量は多かった。気温は、高気圧に覆われ晴れの日が多かったことや暖かい空気に覆われやすかった北・東・西日本で高かったが、旬の前半を中心に冷涼な空気の影響を受けたことに加えて曇りや雨の日が多かった沖縄・奄美では低かった。

旬平均気温は、北日本、東日本、西日本では高かった。沖縄・奄美では低かった。

旬降水量は、沖縄・奄美では多かった。北日本太平洋側ではかなり少なかった。北日本日本海側、西日本太平洋側では少なかった。東日本日本海側、東日本太平洋側、西日本日本海側では平年並だった。

旬間日照時間は、北日本日本海側、北日本太平洋側、東日本日本海側ではかなり多かった。東日本太平洋側、西日本日本海側では多かった。西日本太平洋側、沖縄・奄美では平年並だった。

下旬

北日本を中心に天気は数日の周期で変化した。旬のはじめと中頃を中心に低気圧の影響を受けやすかったため、旬降水量は北日本太平洋側でかなり多く、北日本日本海側で多かった。東北北部では21日頃に梅雨入りしたとみられる(速報値)。一方、旬の後半を中心に移動性高気圧に覆われやすかったため、東日本日本海側では旬間日照時間は多かった。東日本太平洋側と西日本では、梅雨前線が本州南岸付近に停滞し、旬の中頃には台風第7号および第8号が連続して通過したため、24日には鹿児島県で線状降水帯が発生するなど、記録的な大雨となった所もあった。このため、旬降水量は東・西日本太平洋側と西日本日本海側でかなり多く、旬間日照時間は東・西日本太平洋側で少なかった。沖縄・奄美では、旬のはじめと終わりに太平洋高気圧に覆われ晴れた日もあったが、旬の中頃には台風第7号の影響を受けやすかったため、旬降水量は多く、旬間日照時間は少なかった。沖縄地方では29日頃に梅雨明けしたとみられる(速報値)。冷涼な空気の影響を受けやすかったため、旬平均気温は西日本と沖縄・奄美で低かった。

旬平均気温は、西日本、沖縄・奄美では低かった。北日本、東日本では平年並だった。

旬降水量は、北日本太平洋側、東日本太平洋側、西日本日本海側、西日本太平洋側ではかなり多かった。北日本日本海側、沖縄・奄美では多かった。東日本日本海側では平年並だった。

旬間日照時間は、東日本日本海側では多かった。東日本太平洋側、西日本太平洋側、沖縄・奄美では少なかった。北日本日本海側、北日本太平洋側、西日本日本海側では平年並だった。

※ 下旬の循環場の図は翌月数日経ってから掲載します。掲載までお待ちください。

循環場

500hPa高度場等の特徴

500hPa高度では、日本付近は平年からの隔たりが小さいが、亜熱帯ジェット気流が黄海付近で南に、日本付近で北に蛇行し、西谷となった。海面気圧は、東シナ海から日本の東にかけて梅雨前線に伴う気圧の谷となり、台風第6号や第7号の影響を受けて東シナ海から西日本の南海上にかけて負偏差となるなど、東日本以西では梅雨前線や台風の影響を受けやすかった。一方、中央シベリアからベーリング海にかけて高気圧が強く、日本付近はオホーツク海方面の高気圧からの冷涼な空気が流れ込みやすい時期があった。

月別値で作成した図を表示しています。 (※2、翌月はじめに暫定版として作成・掲載している日別値の図はこちら 翌月はじめに暫定的に日別値で作成した図で、月末までのデータを含まない事があります。6日頃に月別値で作成した図を掲載します。(月別値の図は掲載後にこちらで確認できます)
2026年6月平均500hPa高度・偏差の分布(単位:m) 2026年6月平均850hPa気温・偏差の分布(単位:℃)
2026年6月平均海面気圧・偏差の分布(単位:hPa) 2026年6月平均外向き長波放射量の偏差の分布(単位:W/m2
外向き長波放射量(OLR)の図は翌月数日経ってから作成しています。
※ 米国海洋大気庁(NOAA)が作成する外向き長波放射量(OLR)のデータが欠損により利用できない場合には、OLR偏差図は描画されません。

資料





: 特に作成日の言及がない図は、本資料を掲載した月初時点に作成したものです。

※1 : リンク先の図表類は、平年値更新時などに再作成されることがあります。リンク先にある平年値期間などの記述をご確認ください。

※2 : こちらに掲載しているものと同じ図を表示しています。平年値が変わった場合などには図を再作成することがあるため、解説内容と齟齬が生じることもあります。

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