この期間の主な異常気象・気象災害
| 異常気象の種類 | 地域 | 概況 |
1 | 高温 | 西日本〜華南 |
- 暖気に覆われた。
- 西日本〜中国東部では3週連続で異常高温となった。
- 大阪府の大阪では、8日の日平均気温が26.0℃(平年値:21.0℃)で、日最高気温が31.8℃(平年値:25.3℃)だった。
- 中国のシャンハイ(上海)市シャンハイ(上海)では、11日、12日の日平均気温が約28℃(平年値:約21℃)で、日最高気温が33℃を超えた。
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2 | 低温 | 東シベリア南部〜カザフスタン東部 |
- 寒気に覆われた。
- 中央シベリア南部〜カザフスタン東部では先週に引き続き異常低温となった。
- 東シベリア南西部のハバロフスクでは、13日の日平均気温が約0℃(平年値:約7℃)で、12日の日最低気温が-7℃を下回った。
- カザフスタン東部のセメイ(セミパラチンスク)では、13日、14日の日平均気温が約-3℃(平年値:約6℃)で、日最低気温が-7℃を下回った。
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3 | 多雨 | 朝鮮半島〜華北 |
- 前線の影響を受けた。
- 先週に引き続き異常多雨となった。
- 韓国のソウルでは、10日の日降水量が50mmを超えた(10月の月降水量平年値:52.1mm)。
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4 | 多雨 | ベトナム〜タイ北部 |
- タイ北部のナコンサワンでは、11日〜13日の3日間降水量が130mmを超えた(10月の月降水量平年値:163.5mm)。
- タイでは、大雨により20名以上が死亡したと伝えられた(欧州委員会)。
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5 | 大雨 | インド北部 |
- インド北部では、大雨により10名以上が死亡したと伝えられた(欧州委員会)。
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6 | 多雨 | 黒海周辺 |
- 低気圧や前線の影響を受けた。
- モルドバのキシナウでは、8日〜9日の2日間降水量が50mmを超えた(10月の月降水量平年値:48.1mm)。
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7 | 少雨 | ヨーロッパ南西部及びその周辺 |
- 引き続き異常少雨となった。
- スペインのマドリード・ヘタフェでは、14日までの30日間降水量がほとんどなかった(9月、10月の月降水量平年値:23.4mm、57.8mm)。
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8 | 少雨 | カナダ南東部〜米国南部 |
- 引き続き異常少雨となった。
- 米国のニューヨーク州ロチェスターでは、14日までの30日間降水量が20mm未満だった(9月、10月の月降水量平年値:80.7mm、81.7mm)。
- 米国のテキサス州オースティンでは、14日までの30日間降水量がほとんどなかった(9月、10月の月降水量平年値:84.0mm、100.5mm)。
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9 | 多雨 | 米国南西部〜メキシコ北部 |
- 低気圧や前線の影響を受けた。
- 米国のアリゾナ州フェニックスでは、12日の日降水量が40mmを超えた(10月の月降水量平年値:14.8mm)。
- 米国のカリフォルニア州ロサンゼルスでは、14日の日降水量が10mmを超えた(10月の月降水量平年値:12.3mm)。
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10 | 大雨 | メキシコ南東部 |
- メキシコ南東部では、大雨により60名以上が死亡したと伝えられた(欧州委員会)。
- メキシコ中部のタンピコでは、8日〜10日の3日間降水量が340mmを超えた(10月の月降水量平年値:156.0mm)。
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「異常気象発生地域・地点」は世界各国からの気象通報に基づいて判定しています。そのため、データが存在しないか未入電の場合は表示されません。
概況文では、世界で発生した主な異常気象(広い範囲での高温・低温、社会的に影響が大きい多雨・少雨など)や気象災害について記述しています。
概況文にない地点の異常気象については、異常高温・低温発生地点、異常多雨・少雨発生地点、異常天候地点リストをご覧ください。