世界の週ごとの異常気象

全球異常気象監視速報(No:1315)
描画要素:

この期間の主な異常気象・気象災害

異常気象現象分布図

異常気象の種類地域概況
1高温中国東部及びその周辺
  • 暖かい空気に覆われた。
  • 先週に引き続き異常高温となった。
  • 長野県の長野では、14日の日平均気温が29.2℃(平年値:23.9℃)で、13日の日最高気温が35.6℃(平年値:29.1℃)だった。
  • 中国のチンハイ(青海)省シーニン(西寧)では、15日の日平均気温が約24℃(平年値:約18℃)で、14日、15日の日最高気温が31℃に達した。
2大雨ネパール〜パキスタン
  • ネパールからパキスタンでは、大雨により合計で60名以上が死亡したと伝えられた(欧州委員会、ネパール政府、パキスタン政府)。
  • パキスタン北部のラホールでは、10日の日降水量が110mmを超えた(7月の月降水量平年値:180.3mm)。
3高温ロシア西部〜中東北西部
  • 暖かい空気に覆われた。
  • ロシア南西部のボロネジでは、11日の日平均気温が約30℃(平年値:約21℃)で、12日の日最高気温が37℃を超えた。
  • トルコのアンカラでは、10日、11日、12日、13日、14日の日平均気温が約30℃(平年値:約24℃)で、13日の日最高気温が39℃に達した。
4多雨ウクライナ西部及びその周辺
  • 低気圧や前線の影響を受けた。
  • ウクライナ西部のリヴィウでは、10日の日降水量が130mmを超えた(7月の月降水量平年値:97.8mm)。
5少雨ヨーロッパ南東部〜中部
  • 引き続き異常少雨となった。
  • トルコ西部のブルサでは、15日までの30日間降水量がほとんどなかった(6月、7月の月降水量平年値:43.2mm、13.1mm)。
  • フランス南東部のリヨンでは、15日までの30日間降水量がほとんどなかった(6月、7月の月降水量平年値:69.1mm、66.3mm)。
6多雨スペイン東部〜アルジェリア北部
  • 気圧の谷の影響を受けた。
  • 先週に引き続き異常多雨となった。
  • スペイン東部のカステリョンでは、9日〜12日の4日間降水量が80mmを超えた(7月の月降水量平年値:8.7mm)。
7多雨アルゼンチン北部
  • 前線や湿った空気の影響を受けた。
  • アルゼンチン北部のコルドバ空港では、11日の日降水量が20mmを超えた(7月の月降水量平年値:5.0mm)。

 概況文では、世界で発生した主な異常気象(広い範囲での高温・低温、社会的に影響が大きい多雨・少雨など)や気象災害について記述しています。 概況文にない地点の異常気象については、異常高温・低温発生地点異常多雨・少雨発生地点異常天候地点リストをご覧ください。

このページのトップへ