大学生と気候変動についてディスカッションを実施
ディスカッションの様子は、以下に示す「気象庁/知識・解説」YouTubeチャンネルに掲載しましたので、是非ご視聴ください。
ダイジェスト版(5分程度)は
こちら、本編(60分程度)は
こちらです。
気象庁では、若者の興味・関心がどこにあるかを把握し、気候変動への課題の理解を促すきっかけとなるよう、ディスカッション形式で気候講演会を開催し、その様子を動画で公開しました。
動画では、普段は大学で国際観光学を学んでいる大学生と、気候変動について積極的に活動する大学生が一緒になってディスカッションを行い、
・気候変動の影響で農作物の産地の変化、観光・産業への影響が出る一方で、産地が変われば新たなチャンスにもつながる
・暑さのため昼間は外出できず、夜に外出するようになる等、生活が変化する可能性がある
・学生が就職先を考える際に、気候変動対策に積極的に取り組む企業を選択するようになれば、企業の取組が加速するかもしれない
といった意見が出される等、若者が気候変動を「我が事」として感じていただけるような、実り多いディスカッションが収録されています。ディスカッションの様子は、上記に示す「気象庁/知識・解説」YouTubeチャンネルに掲載しましたので、是非ご覧ください。
気象庁は、今後の社会を担う若者を含め、気候変動対策に関する社会的気運の醸成・理解促進に向け、引き続き、周知・広報活動を行ってまいります。
ディスカッションの概要
○主催:気象庁
○協力:環境省、東洋大学
○後援:文部科学省、(一財)日本気象協会、地球ウォッチャーズ‐気象友の会‐
○大学生とのディスカッションに参加したパネリスト等:
・井田 寛子 気象キャスターネットワーク 理事長(ファシリテータ)
・江守 正多 東京大学未来ビジョン研究センター 教授
・中島 尚子 環境省 地球環境局 気候変動適応室 室長
・水野 孝則 気象庁 大気海洋部 気象リスク対策課 課長
※ 上記の他、ディスカッションに先立つ大学生への講義等において、栗原剛 東洋大学教授 及び 池田俊 環境省気候変動適応室長補佐にもご協力いただきました。
過去の気候講演会
令和4年度 気候講演会「気候変動への対応~うみべのまちづくり~」
開催日:令和4年12月15日(木) 講演動画配信
場所:一橋講堂(東京都千代田区一ツ橋2-1-2)
講演:○「沿岸域に関する気候変動の観測成果と将来予測」
気象庁大気海洋部気象リスク対策課気候変動対策推進室 気候リスク対策官 笹野 大輔
○「気候変動等に対する国土交通省港湾局の取組」
国土交通省港湾局海岸・防災課 課長補佐 伊藤 直樹
○「沿岸防災・減災に関する最新の気候科学的知見」
京都大学防災研究所 副所長・教授 森 信人
パネルディスカッション参加者:
森 信人 (京都大学防災研究所 副所長・教授)
栗原 剛 (東洋大学国際観光学部国際観光学科 教授)
東洋大学国際観光学部国際観光学科 学生代表
伊藤 直樹 (国土交通省港湾局海岸・防災課 課長補佐)
笹野 大輔 (気象庁大気海洋部気象リスク対策課気候変動対策推進室 気候リスク対策官)
本講演会の録画をこちらに掲載しておりますのでぜひご視聴ください。
海と気候変動~海が異常気象を引き起こす?~(令和元年度)
開催日:令和2年2月1日(土)
場所:一橋講堂
講演:○海と気象
東北大学大学院理学研究科 准教授 杉本 周作
○気候危機と防災
気象キャスター 蓬莱 大介
異常気象時代を生きる(平成30年度)
開催日:平成31年2月9日(土)
場所:一橋講堂
講演:○異常気象と地球温暖化
京都大学防災研究所 教授 中北 英一
○これからの気象情報
気象キャスター 天達 武史
高校生と考える、地球温暖化とわたしたちの未来(平成29年度)
開催日:平成30年1月27日(土)
場所:気象庁 講堂
プログラム:
○キーノート「高校生から見た地球温暖化」
国立環境研究所地球環境研究センター気候変動リスク評価研究室 室長 江守 正多
○キーノート「私たちが聞いた、見つけた地球温暖化」
気象キャスター(NHK「ニュースウオッチ9」出演) 斉田 季実治
気象キャスター(関西テレビ「みんなのニュース 報道ランナー」出演) 片平 敦
○パネルディスカッション「地球温暖化と未来の暮らし」
関東近郊の高校生徒(東京学芸大学附属高等学校生徒、横浜サイエンスフロンティア高校等)
江守 正多 (国立環境研究所)
根本 かおる (国連広報センター 所長)
谷川 喜祥 (日本経済団体連合会環境エネルギー本部 主幹)
斉田 季実治 (気象キャスター)
片平 敦 (気象キャスター)
田中 昌太郎 (気象庁 地球環境・海洋部 気候情報課 調査官)
耳をすませば海のささやき(平成28年度)
開催日:平成28年10月17日(月)
場所:気象庁 講堂
講演:○海を知るということ ~世界における海洋観測のこれまでとこれから~
東北大学大学院理学研究科 教授 須賀 利雄
○気象庁の海洋観測から見えてきたもの ~半世紀にわたる凌風丸の航跡~
気象庁海洋気象課海洋環境解析センター 所長 中野 俊也
○海の変化がもたらす未来 ~魚ちゃんたちもギョギョッと驚く~
東京海洋大学 客員准教授 さかなクン
エルニーニョ現象がもたらす世界図(平成27年度)
開催日:平成28年1月26日(火)
場所:気象庁 講堂
講演:○エルニーニョ現象と世界・日本の天候
気象庁地球環境・海洋部気候情報課 エルニーニョ情報管理官 安田 珠幾
○エルニーニョ現象と地球温暖化
東京大学大気海洋研究所 准教授 渡部 雅浩
○エルニーニョ現象はアジア・オセアニア経済にどう影響するか
みずほ総合研究所アジア調査部 主任研究員 稲垣 博史
地球温暖化と雨(平成26年度)
開催日:平成27年1月16日(金)
場所:気象庁 講堂
講演:○将来の雨の予測 -より精度の高い予測への取り組み-
気象研究所環境・応用気象研究部第二研究室 室長 高薮 出
○地球温暖化による降水の変化に伴う洪水・浸水・氾濫の予測技術
京都大学大学院工学研究科 教授 立川 康人
○地球温暖化リスクに関する最新の科学的知見 ―IPCC第5次評価報告書をふまえて―
国立環境研究所社会環境システム研究センター総合評価モデリング研究室 主任研究員 高橋 潔