ヒートアイランド現象

ヒートアイランド現象とはどのようなものですか?

 ヒートアイランド(heat island=熱の島)現象とは、都市の気温が周囲よりも高くなる現象のことです。気温の分布図を描くと、高温域が都市を中心に島のような形状に分布することから、このように呼ばれるようになりました。ヒートアイランド現象は「都市がなかったと仮定した場合に観測されるであろう気温に比べ、都市の気温が高い状態」と言うこともできます。

 関東地方の場合は、東京都市圏を中心に高温域が広がっています(下図)。

 都市化の進展に伴って、ヒートアイランド現象は顕著になりつつあり、熱中症等の健康への被害や、感染症を媒介する蚊の越冬といった生態系の変化が懸念されています。



    図 2013年8月11日05時(左図)、15時(右図)における関東地方の気温の分布図


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