ヒートアイランド現象

都市化の影響は外国の都市でも現れているのですか?

 下図は、世界の各都市及び世界平均の年平均気温の長期的な変化を示しています。これをみると、ニューヨークやパリなどの都市でも、世界平均気温の上昇率に比べると高い上昇率であり、都市化の影響が現れていることが分かります。



    図 世界の各都市及び世界平均の年平均気温の長期的な変化

    東京(大手町)、ニューヨーク(CENTRAL PARK:マンハッタン)、パリ(LE BOURGET:パリ中心部より10数kmの地点)、ベルリン(TEMPELHOF:ベルリン中心部より約5kmの地点)における年平均気温の経年変化(左軸)。世界(陸上)の年平均気温の経年変化(右軸)と合わせて示す。なお、世界の気温は、1971~2000年平均からの差として表している。データ期間は1900~2010年。     
        
    図の作成にあたり、東京は気象庁のデータを、世界の気温は気象庁解析の世界の年平均気温(陸上のみ)のデータを、それ以外の3地点は、主に米国海洋大気庁(NOAA)が世界の気候変動の監視に供するために整備したGHCN(Global Historical Climatology Network)のデータや気象庁に入電した月気候気象通報(CLIMAT報)のデータを用いている。

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