業種別の具体的な事例
【運輸業】走行中の列車を自動で緊急停止
企業・団体名
株式会社横浜シーサイドライン(本社:神奈川県横浜市金沢区)
取組概要
シーサイドラインは、側方案内レールに誘導されながらゴムタイヤで走行する新交通システムで、無人により自動運転で運行しており全列車を司令所でコントロールしている。
地震発生時は、緊急地震速報の受信および緊急地震速報が原理的に間に合わない直下の地震にも対応できる受信機により、設定した基準を超えた場合は強い揺れの前に自動で列車を緊急停止させる。
- 震度5弱以上:走行中の列車を即時停止
- 震度4 :発車前の列車は出発停止、走行中の列車は次の駅まで進み停止
対象
シーサイドライン(JR新杉田駅と京浜急行金沢八景駅間を結ぶ10.8kmの路線)
緊急地震速報の導入年
2022年
緊急地震速報を導入した理由
シーサイドラインは無人で自動運転を行っており、緊急地震速報に連動して列車をいち早く停止させることで乗客の安全を確保するため。
導入するまでは緊急地震速報を見聞きした司令担当者が手動で停止させていたが、判断に迷うわずかな時間ロスや担当者の負担を軽減できるため。
取組の効果
強い揺れの前に全列車を自動で停止させることができた。更に社内訓練においても緊急地震速報を活用し、緊急対応の手順などを確認している。
HP公開情報
(安心・安全への取り組み)
https://www.seasideline.co.jp/company/security/
掲載日
2024年3月18日