業種別の具体的な事例


【不動産業】被災度推測システム「e-Daps」

企業・団体名

森ビル株式会社

取組概要

地震による建物の被害状況を即座に推測する地震直後建物被災度推測システム「e-Daps」を開発。建物の数フロアごとに設置している地震計の「計測データ」と「建物固有の構造特性」を基に、フロア毎の「揺れの加速度」と「建物変形」をリアルタイムに自動解析するシステムで、建物構造の被災状況を即座に一次判定することが可能。高層ビルに影響を及ぼしやすいとされる長周期地震動の有無を即座に判定できる独自の仕組みである。

直感的画面表示:①地震計データの波形表示、②建物の揺れをリアルタイム表示、③地表面の最大加速度、建物内の最大加速度・最大変位、地表面震度の表示、④長周期地震動発生有無の表示、⑤建物被災度推測解析(躯体損傷・什器転倒)の立面表示

e-Daps

運用開始年

2013年頃

開発した理由

2011年の東日本大震災で自社の運営するビルに被害はなかったものの、客観的なデータに基づく構造体の健全性を速やかにテナントに開示できることがBCP上非常に重要であることが分かった。とくに超高層ビルも多数運営していることから長周期地震動の検知などもシステムに取り入れた。

活用例

六本木ヒルズ森タワー(2013年~)、麻布台ヒルズ森JPタワー(2023年~)など

HP公開情報

掲載日

2024年3月18日

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