業種別の具体的な事例
【不動産業】「長周期地震動の予測情報」を活用したエレベーター制御
企業・団体名
三菱地所株式会社
取組概要
ビルにおけるエレベーターの閉じ込め防止および長周期地震動対策の一環として、気象庁が提供する「長周期地震動の予測情報」を活用したエレベーター制御システムを順次導入予定。
三菱地所はエレベーターの閉じ込め事故の未然防止を目的に㈱ミエルカ防災が開発した「ユレーマス」を2017年に導入し、測定した地震情報を設置施設間で共有する独自の直下型地震情報伝達ネットワークを構築した。さらに、同システムに気象庁の「長周期地震動の予測情報」を連動させることで、長周期管制運転未導入のエレベーターにおいても、エレベーターの改修工事を必要とせずに、長周期地震動の対策を可能とした。
運用開始時期
2024年春
期待される効果
気象庁から緊急地震速報として配信される長周期地震動の予測情報をもとに、ユレ―マスにて長周期地震動の影響を大きく受ける建物を判別し、該当の建物へ制御信号を発報、エレベーター制御と連動させて、長周期地震動が到達する前に、エレベーターを最寄階停止させることで、閉じ込め事故防止の効果が期待できる。
活用予定
丸の内ビル他丸の内エリアの複数ビル
HP公開情報
三菱地所ニュースリリース
ミエルカ防災「ユレ―マス」
掲載日
2024年3月18日