2020年01月16日

 気象庁は、地震活動を詳細かつ正確に把握するため、現在の地震の震源の計算手法を用いて過去に発生した地震について再解析を実施し、随時、気象庁の地震カタログに反映している。
 1923年より前の気象庁本庁の調査原簿(各地の検測値データを集約した原簿)は、1923年の関東地震時に消失したため、全国の震源を網羅的に計算した記録が残っていなかったが、各地の気象官署の地震観測原簿(地震観測記録を記した現地の原簿)などを用いて順次解析を進めている。今般、1919年~1921年の地震の解析が終了したので、2020年01月16日に掲載した。
 震源決定フラグ別の地震数、震央分布図は以下のとおりである。

震源決定フラグ別の地震数
震源決定フラグ
(精度の良い震源)

(精度の良くない震源)
合計
決定した地震数 375 183 558

今回新たに追加した1919年~1921年の地震の震央分布図
精度が良い地震(=震源決定フラグKのみ)を表示

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