よくある質問(エルニーニョ/ラニーニャ現象)
コンピュータモデル
海洋データ同化システムとは何ですか
数が少なく空間的にも時間的にも偏在している海洋観測データから、空間的、時間的に均質なデータを生成するシステムです。
海洋の観測データは、数が少ないうえに、空間的にも時間的にも偏った分布をしています。このため、そのままでは広大な海洋を連続的に把握することはできません。そこで、コンピューターを使って物理法則に従った大量の計算を行い、空間的、時間的に均質なデータを作成します。こうすることによって海洋の実況をより正確に知ることが可能になります。これを海洋データ同化システムと呼んでいます。
気象庁では、エルニーニョ現象やラニーニャ現象の動向を常時監視するため、海洋データ同化システムを1995年2月から運用しています。
海洋の観測データは、数が少ないうえに、空間的にも時間的にも偏った分布をしています。このため、そのままでは広大な海洋を連続的に把握することはできません。そこで、コンピューターを使って物理法則に従った大量の計算を行い、空間的、時間的に均質なデータを作成します。こうすることによって海洋の実況をより正確に知ることが可能になります。これを海洋データ同化システムと呼んでいます。
気象庁では、エルニーニョ現象やラニーニャ現象の動向を常時監視するため、海洋データ同化システムを1995年2月から運用しています。
大気海洋結合モデルとは何ですか
エルニーニョ/ラニーニャ現象に関係する太平洋熱帯域の海面水温を予測することを目的として、大気と海洋が相互に影響を及ぼしあいながら変化する過程を物理法則に従って計算し、熱帯域の大気と海洋の将来の状態を予測する「数値予報モデル」のことです。
地球の大気や海洋の運動や温度の変化、雲の生成、降水現象、放射や熱の伝達などの過程は、時間変化を含む数式で表されます。 この一連の式から、コンピューターを使って大気と海洋の状態の両方の時間変化を同時に計算するシステムを、 大気と海洋を一体のものとして扱うという意味で、「大気海洋結合モデル」と呼んでいます。
気象庁では、大気データ同化システム(本来、天気予報の初期状態を作成するもの)と海洋データ同化システムが作成する、大気と海洋の実況データを初期状態とし、 大気海洋結合モデルによって将来の大気と海洋の状態を計算しています。
1999年8月より、その計算結果に基づいてエルニーニョ現象やラニーニャ現象の見通しについて情報を発表しています。
地球の大気や海洋の運動や温度の変化、雲の生成、降水現象、放射や熱の伝達などの過程は、時間変化を含む数式で表されます。 この一連の式から、コンピューターを使って大気と海洋の状態の両方の時間変化を同時に計算するシステムを、 大気と海洋を一体のものとして扱うという意味で、「大気海洋結合モデル」と呼んでいます。
気象庁では、大気データ同化システム(本来、天気予報の初期状態を作成するもの)と海洋データ同化システムが作成する、大気と海洋の実況データを初期状態とし、 大気海洋結合モデルによって将来の大気と海洋の状態を計算しています。
1999年8月より、その計算結果に基づいてエルニーニョ現象やラニーニャ現象の見通しについて情報を発表しています。