この期間の主な異常気象・気象災害
| 異常気象の種類 | 地域 | 概況 |
1 | 高温 | 東アジア東部及びその周辺 |
- 暖かい空気に覆われた。
- 日本及びその周辺では、先週に引き続き異常高温となった。
- 鹿児島県の鹿児島では、1日の日平均気温が29.9℃(平年値:26.4℃)で、日最高気温が35.2℃(平年値:29.7℃)だった。
- 東シベリア南西部のウラジオストクでは、27日の日平均気温が約26℃(平年値:約15℃)で、最高気温が31℃を超えた。
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2 | 多雨 | インド北西部〜パキスタン |
- インド〜パキスタンでは、大雨により合計で80名以上が死亡したと伝えられた(欧州委員会、パキスタン政府)。
- パキスタン南部のナワーブシャーでは、27日の日降水量が90mmを超えた(6月、7月の月降水量平年値:14.1mm、47.3mm)。
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3 | 高温・少雨 | ヨーロッパ南東部〜西部 |
- 暖かい空気に覆われた。
- ヨーロッパ西部およびその周辺では、3週連続で異常高温となった。
- 引き続き異常少雨となった。
- ボスニア・ヘルツェゴビナのサラエボでは、25日の日平均気温が約28℃(平年値:約19℃)で、26日の日最高気温が38℃を超えた。
- フランスのパリ・オルリー空港では、1日の日平均気温が約31℃(平年値:約20℃)で、日最高気温が38℃を超えた。
- セルビアのベオグラードでは、1日までの30日間降水量がほとんどなかった(6月、7月の月降水量平年値:97.6mm、62.1mm)。
- フランス南部のトゥールーズでは、1日までの30日間降水量が10mm未満だった(6月、7月の月降水量平年値:64.4mm、40.1mm)。
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4 | 大雨 | コロンビア北西部 |
- コロンビア北西部では、大雨により10名以上が死亡したと伝えられた(欧州委員会)。
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5 | 低温 | 南米南部 |
- 南から寒気が入った。
- アルゼンチンのブエノスアイレスでは、30日、1日の日平均気温が約4℃(平年値:約11℃)で、1日の日最低気温が-1℃まで下がった。
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概況文では、世界で発生した主な異常気象(広い範囲での高温・低温、社会的に影響が大きい多雨・少雨など)や気象災害について記述しています。
概況文にない地点の異常気象については、異常高温・低温発生地点、異常多雨・少雨発生地点、異常天候地点リストをご覧ください。