海面水温・海流(沖縄周辺海域)
平成31年3月20日発表
沖縄気象台
診断(2019年3月中旬)
- 沖縄周辺海域では、東シナ海南部の東経125度以西を除き、海面水温が平年よりかなり高い海域が縮小しましたが、広い範囲で海面水温が平年より高くなっています。
- 黒潮は、沖縄本島の北西200km付近を北東に流れています。
- 南大東島の北東の北緯26.5度、東経132度付近に冷水渦が、沖縄本島の東の北緯26.5度、東経130度付近に暖水渦が、それぞれみられます。
沖縄周辺海域の海面水温平年差分布図(3月19日)
解説
海面水温
3月中旬の沖縄周辺海域では、東シナ海南部の東経125度以西を除き、寒気の影響で海面水温が平年よりかなり高い海域が縮小しましたが、広い範囲で海面水温が平年より高くなっています。
海面水温の今後の見通し
向こう1か月の沖縄周辺海域の海面水温は、平年より高いか、かなり高いでしょう。
海流の実況と見通し
2019年3月中旬の沖縄周辺海域の海流の実況と見通しは、表のとおりです。
表:沖縄周辺海域の海流の実況と見通し 海域・項目 実況 向こう1か月の見通し(注) 沖縄本島から北西沖の黒潮までの距離(※1) 200km付近 - 沖縄周辺海域のその他の顕著な現象 南大東島の北東の北緯26.5度、東経132度付近に冷水渦が、沖縄本島の東の北緯26.5度、東経130度付近に暖水渦が、それぞれみられる - (注)『 − 』は、海面水温・海流1か月予報に記載がない項目です。
(※)が付いている項目の見方については、「海流の診断の見方」のページもあわせてご参照ください。
- 参考情報:暖水渦・冷水渦
海面水温の診断にあたって
- 1981〜2010年の30年間に出現した海面水温の上位1/3以上を「平年より高い」、下位1/3以下を「平年より低い」とし、それらを除いた中央1/3の範囲を「平年並」としています。また、上位(下位)1/10以上(以下)を「平年よりかなり高い(低い)」としています。