海面水温・海流(沖縄周辺海域)
令和4年5月31日 沖縄気象台発表
診断(2022年5月下旬)
- 東シナ海南部では、引き続き海面水温が平年より低い海域がみられ、平年よりかなり低い海域もみられます。
- 沖縄の東では、海面水温が平年より高い海域が縮小しました。
- 沖縄の南では、海面水温が平年より高い海域がほぼみられなくなり、平年より低い海域がみられるようになりました。
- 南大東島の南の北緯25度、東経131.5度付近に冷水渦が、石垣島の南の北緯23度、東経124.5度付近に暖水渦が、それぞれみられます。
解説
海面水温
東シナ海南部では、引き続き海面水温が平年より低い海域がみられ、平年よりかなり低い海域もみられます。
沖縄の東では、平年より日射量が少なかったことや、風が強かった影響で、海面水温が平年より高い海域が縮小しました。
沖縄の南では、平年より日射量が少なかった影響で、海面水温が平年より高い海域がほぼみられなくなり、平年より低い海域がみられるようになりました。
海面水温の今後の見通し
向こう1か月の沖縄周辺海域の海面水温は、東シナ海南部では、平年より高くなるでしょう。
沖縄の東、沖縄の南では、平年並か平年より高いでしょう。
海流の実況と見通し
2022年5月下旬の沖縄周辺海域の海流の実況と見通しは、表のとおりです。
表:沖縄周辺海域の海流の実況と見通し 海域・項目 実況 向こう1か月の見通し(注) 沖縄周辺海域のその他の顕著な現象 南大東島の南の北緯25度、東経131.5度付近に冷水渦が、石垣島の南の北緯23度、東経124.5度付近に暖水渦が、それぞれみられる - (注)『 − 』は、海面水温・海流1か月予報に記載がない項目です。
- 参考情報:暖水渦・冷水渦
海面水温の診断にあたって
- 1991〜2020年の30年間に出現した海面水温の上位1/3以上を「平年より高い」、下位1/3以下を「平年より低い」とし、それらを除いた中央1/3の範囲を「平年並」としています。また、上位(下位)1/10以上(以下)を「平年よりかなり高い(低い)」としています。