海域別の海面水温の上昇率の特徴(九州・沖縄海域

定期診断表「海面水温の長期変化傾向(日本近海)」へ
令和6年3月5日更新

解説

黄海、東シナ海、先島諸島周辺で海面水温が上昇しています。黄海および東シナ海の海面水温の上昇率は、日本の気温の上昇率と同程度で、世界全体や北太平洋全体で平均した海面水温の上昇率と比べると2倍以上になっています。先島諸島周辺の海面水温の上昇率は、日本の気温の上昇率と比べ小さくなっています。季節別にみると、黄海、東シナ海、先島諸島周辺では全ての季節で海面水温が上昇しています。黄海では冬季に、先島諸島周辺では秋季に上昇率が最も大きくなっています。東シナ海では秋季と冬季に上昇率が大きくなっています。

*長期変化傾向の有意性と解説文中での表記との対応は、「長期変化傾向の有意性の目安について」を参照してください。

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年平均海面水温(黄海)
季節平均海面水温(冬黄海) 季節平均海面水温(春黄海)
季節平均海面水温(夏黄海) 季節平均海面水温(秋黄海)

九州・沖縄海域における各海域の海域平均海面水温の平年差の推移

左図の青丸は各年の平年差を、青の太い実線は5年移動平均値を表します。赤の太い実線は長期変化傾向を表します。

平年値は1991年〜2020年の30年間の平均値です。

海域区分 日本海北東部 日本海南西部 黄海 東シナ海北部 東シナ海南部 先島諸島周辺 関東の東 関東の南 四国・東海沖 沖縄の東 三陸沖 釧路沖 日本海中部 網走沖

海域区分

図の海域名をクリックすると、各海域のデータのページへ移動します。

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