解説
黄海、東シナ海、先島諸島周辺で海面水温が上昇しています。黄海および東シナ海の海面水温の上昇率は、日本の気温の上昇率と同程度で、世界全体や北太平洋全体で平均した海面水温の上昇率と比べると2倍以上になっています。先島諸島周辺の海面水温の上昇率は、日本の気温の上昇率と比べ小さくなっています。季節別にみると、黄海、東シナ海、先島諸島周辺では全ての季節で海面水温が上昇しています。黄海では冬季に、先島諸島周辺では秋季に上昇率が最も大きくなっています。東シナ海では秋季と冬季に上昇率が大きくなっています。
*長期変化傾向の有意性と解説文中での表記との対応は、「長期変化傾向の有意性の目安について」を参照してください。
九州・沖縄海域における各海域の海域平均海面水温の平年差の推移
左図の青丸は各年の平年差を、青の太い実線は5年移動平均値を表します。赤の太い実線は長期変化傾向を表します。
平年値は1991年〜2020年の30年間の平均値です。
海域区分
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